専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

【パリ五輪戦力分析】ウェンバンヤマ、ゴベアとセンターが充実する一方、PGが手薄なフランス。“ジョーカー”の存在もカギに<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2024.03.10

 しかし代表のチームマネジャーであるボリス・ディーオウ(元スパーズほか)やヴァンサン・コレ代表HC(ヘッドコーチ)との話し合いでは、最終選考の時点で別クラブに所属していれば対象に入ると言われているとのこと。「減給を飲んででも」新たなクラブを探すと、先日出演したパーカーのポッドキャストでコメントしている。

 ウイング勢はバトゥーム、フォーニエ、デ・コロのベテラントリオに加わる新戦力がカギとなりそうだ。

 そこで注目したいのは、イタリアのビルトゥス・ボローニャに所属するアイザイア・コルディニエ(27歳)。ハンドボールの元フランス代表を父に持つ彼は、とにかく運動神経が抜群。自身もかつてハンドボールをプレーしていたことがあり、ボールを持った状態でのボディコントロールは傑出している。
 
 2016年のドラフトではアトランタ・ホークスから44位で指名。シニア代表での国際トーナメント出場はまだないが、冒頭のユーロバスケットの予選では主力として活躍している。ラトビア代表のルカ・バンキHCが率いるボローニャでも、3ポイントが打ててディフェンス力も高い万能戦士としてスターターに定着中だ。

 2年前のユーロバスケットではほぼ無名だったテリー・タルペイ(当時ル・マン/現モナコ)が大活躍したように、今年のオリンピックではコルディニエがフランス代表の“ジョーカー”となるかもしれない。

文●小川由紀子

【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号