マンチェスター・ユナイテッドは1月5日、ルベン・アモリム監督の解任を発表した。2024年11月にスポルティングから「赤い悪魔」に招聘されて指揮を委ねられてきたポルトガル人指揮官は、クラブが低迷を続ける中でしばしばその去就が注目されるも指揮権を守り続けてきた。だが、4日のプレミアリーグ第20節でリーズに1-1で引き分けた。今季の通算成績が8勝7分け5敗となったところで、ついにクラブ首脳陣は決断を下した。
63試合の采配で24勝18分け21敗。38.1%という勝率はプレミアリーグにおける歴代のマンU監督の中で、アモリムは最悪の成績を残した。クラブ史に残る汚名を残した点について、英国の日刊紙『The Guardian』はマンUのあるクラブ幹部の言葉を引用し、監督選考の段階から彼に対しては懐疑的な見方があったことを明かし、「オールド・トラフォードに根付く構造的な失敗が、前回も誤った人物選びに繋がった。そして、その問題がいまだに残っている」と指摘している。
同メディアは、彼の「戦術的な頑固さ」を最大の失敗理由に挙げている。同幹部も「システムを持つのは重要だが、機能していないなら短期的には変更を加えなければならない。正解はひとつではないし、“原理主義”は良くない。もしマンUが面接で『(アモリムが信奉する)3-4-3を変更する意思はあるか?』と尋ね、彼が『ない』と答えたなら、それは明確な危険信号であり、別の監督を検討すべきだった」「アモリムは、多くの監督が陥る罠にはまった。成功の原因は自分のシステムと戦術だと思い込み、基本を忘れてしまった」と語った。
こうして1年強でのポルトガル人指揮官の挑戦は終わり、アレックス・ファーガソン以降のまた新たな失敗例となってしまった。しかし同日、スコットランドではセルティックがフランス人監督のウィルフリード・ナンシーをわずか1か月強で解任し、彼の前に暫定で指揮を執っていたマーティン・オニールを後任とすると電撃発表している。
今季序盤にブレンダン・ロジャーズ監督が辞任するなど、混乱が続いてきたスコットランド王者の新たな舵取り役として昨年12月3日にパークヘッドに到来したナンシー監督は、初陣のプレミアシップ第16節ハーツ戦を皮切りに公式戦4連敗で早くも解任が囁かれ、そこから下位チーム相手に2連勝を飾るも、マザーウェルに敗れると、3日には宿敵レンジャーズに1-3の逆転負けを喫して命運は尽きた。
スコットランドの日刊紙『THE SCOTSMAN』は、「何という壊滅的な人選だったのか。指揮を執った8試合で、ナンシー監督が勝利したのは2試合のみ......。セルティックで、これほど悲惨な成績を残して生き残れるはずがない」「彼は前線の選手たちの決定力不足を嘆くだろうが、守備はあまりにもバラバラで、隙だらけ、失点するのはあまりに簡単であり、その戦術は『過失』すれすれだった」と、この超短命政権を酷評している。
別の日刊紙『Daily Record』は、「アモリムとナンシーの数ある共通点」のひとつとして、「3-4-3システムへの固執」を挙げたが、『THE SCOTSMAN』紙は「ナンシーが何より責任を負うべきは、明らかに上手くいっていない段階で引き返さなかった点だろう。自分が間違っていると認めるには頑固すぎた48歳は、この仕事で初めてスコットランドの地を踏んだにもかかわらず、3-4-3への固執を最後まで改めなかった」と痛烈に非難した。
前述の通り、クラブ史上でも歴史に残るであろう混乱の時を過ごした後、セルティックは呼び戻したオニールにチームの復活を託す形になったが、同メディアはここからの巻き返しについてはポジティブな見解を示している。
「セルティックは優勝争いでハーツに勝点6差をつけられている。自滅的な序盤戦を経たレンジャーズにも追いつかれてしまった。それでも、『フープス』は依然としてリーグ最強のスカッドを有し、移籍市場で補強する時間も残されており、リーグ戦もまだ18試合ある。ヨーロッパリーグでは、ボローニャかユトレヒトにもう1勝すれば、プレーオフ進出が見えてくる。スコティッシュ・カップはまだ始まってすらいない。道はまだ残っている」
欧州を代表する名門クラブを率いるも、シーズン途中で破滅を迎えた2人の指揮官。その手腕に地元メディアは厳しい視線を送っている。
構成●THE DIGEST編集部
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63試合の采配で24勝18分け21敗。38.1%という勝率はプレミアリーグにおける歴代のマンU監督の中で、アモリムは最悪の成績を残した。クラブ史に残る汚名を残した点について、英国の日刊紙『The Guardian』はマンUのあるクラブ幹部の言葉を引用し、監督選考の段階から彼に対しては懐疑的な見方があったことを明かし、「オールド・トラフォードに根付く構造的な失敗が、前回も誤った人物選びに繋がった。そして、その問題がいまだに残っている」と指摘している。
同メディアは、彼の「戦術的な頑固さ」を最大の失敗理由に挙げている。同幹部も「システムを持つのは重要だが、機能していないなら短期的には変更を加えなければならない。正解はひとつではないし、“原理主義”は良くない。もしマンUが面接で『(アモリムが信奉する)3-4-3を変更する意思はあるか?』と尋ね、彼が『ない』と答えたなら、それは明確な危険信号であり、別の監督を検討すべきだった」「アモリムは、多くの監督が陥る罠にはまった。成功の原因は自分のシステムと戦術だと思い込み、基本を忘れてしまった」と語った。
こうして1年強でのポルトガル人指揮官の挑戦は終わり、アレックス・ファーガソン以降のまた新たな失敗例となってしまった。しかし同日、スコットランドではセルティックがフランス人監督のウィルフリード・ナンシーをわずか1か月強で解任し、彼の前に暫定で指揮を執っていたマーティン・オニールを後任とすると電撃発表している。
今季序盤にブレンダン・ロジャーズ監督が辞任するなど、混乱が続いてきたスコットランド王者の新たな舵取り役として昨年12月3日にパークヘッドに到来したナンシー監督は、初陣のプレミアシップ第16節ハーツ戦を皮切りに公式戦4連敗で早くも解任が囁かれ、そこから下位チーム相手に2連勝を飾るも、マザーウェルに敗れると、3日には宿敵レンジャーズに1-3の逆転負けを喫して命運は尽きた。
スコットランドの日刊紙『THE SCOTSMAN』は、「何という壊滅的な人選だったのか。指揮を執った8試合で、ナンシー監督が勝利したのは2試合のみ......。セルティックで、これほど悲惨な成績を残して生き残れるはずがない」「彼は前線の選手たちの決定力不足を嘆くだろうが、守備はあまりにもバラバラで、隙だらけ、失点するのはあまりに簡単であり、その戦術は『過失』すれすれだった」と、この超短命政権を酷評している。
別の日刊紙『Daily Record』は、「アモリムとナンシーの数ある共通点」のひとつとして、「3-4-3システムへの固執」を挙げたが、『THE SCOTSMAN』紙は「ナンシーが何より責任を負うべきは、明らかに上手くいっていない段階で引き返さなかった点だろう。自分が間違っていると認めるには頑固すぎた48歳は、この仕事で初めてスコットランドの地を踏んだにもかかわらず、3-4-3への固執を最後まで改めなかった」と痛烈に非難した。
前述の通り、クラブ史上でも歴史に残るであろう混乱の時を過ごした後、セルティックは呼び戻したオニールにチームの復活を託す形になったが、同メディアはここからの巻き返しについてはポジティブな見解を示している。
「セルティックは優勝争いでハーツに勝点6差をつけられている。自滅的な序盤戦を経たレンジャーズにも追いつかれてしまった。それでも、『フープス』は依然としてリーグ最強のスカッドを有し、移籍市場で補強する時間も残されており、リーグ戦もまだ18試合ある。ヨーロッパリーグでは、ボローニャかユトレヒトにもう1勝すれば、プレーオフ進出が見えてくる。スコティッシュ・カップはまだ始まってすらいない。道はまだ残っている」
欧州を代表する名門クラブを率いるも、シーズン途中で破滅を迎えた2人の指揮官。その手腕に地元メディアは厳しい視線を送っている。
構成●THE DIGEST編集部
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