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海外サッカー

中村敬斗にフランス1部レンヌが熱視線 仏メディア絶賛の5大武器と不安視された“4つの弱点”

下村正幸

2026.05.20

ポーFC戦で4ゴールをたたき出し勝利に貢献した日本代表の中村敬斗。(C)Getty Images

ポーFC戦で4ゴールをたたき出し勝利に貢献した日本代表の中村敬斗。(C)Getty Images

 フランスのリーグ・ドゥ最終節ポーFC戦(5-3)で、4得点を叩き込んだスタッド・ドゥ・ランスの中村敬斗。この偉業は、2部リーグでの出来事とはいえ、現地で大きな反響を呼んでいる。

 前回達成したのが、2022年のジャン=フィリップ・クラッソ(現パリFC)だ。その4得点を含め、今シーズンは29試合14ゴールをマーク。チームが6位に終わり、1年でのリーグ・アン(1部)復帰を逃したため、地元のスポーツメディア『Sport Club』は、今夏は少なくない主力の離脱が見込まれると伝えている。

 その1人が、6月に開幕する北中米ワールドカップの日本代表に選出された中村だ。昨夏も移籍志願の末に残留した経緯もあるだけに、この夏こそ環境の変化を望むのは自然な流れだ。そんな中、移籍情報に強いフランスのスポーツ専門メディア『Foot Sur7』が、「スタッド・レンヌの幹部は予想外の若き才能に照準を合わせている。ランスに所属する日本代表サイドアタッカーのケイト・ナカムラはブルターニュ地方のクラブ、レンヌのスカウト陣のリスト最上位に浮上した」と報じた。

 レンヌは今シーズン、リーグ・アンで6位に入り、カンファレンスリーグ(ECL)出場権を獲得した。その中で中村の起用構想は、絶対的なレギュラーを約束されるわけではなく、現段階の予測では理想的なローテーション要員として位置づけられているという。

 フランスの大手サッカー専門メディア『But! Football Club』は、さらに深堀りして中村を分析している。レンヌが評価している点として、以下の5点を挙げた。

・精度の高いクロス 
・豊富な運動量 
・成功率の高いドリブル 
・ペナルティエリア内での存在感 
・危険を生み出す能力
 
 その一方で、「リーグ・アンでの適応には疑問も残る。スタッツは見栄えが良いものの、2部の算出データは、トップリーグへの適応という点において、はるかに慎重な見方を示している」と記し、レンヌが中村をレギュラーとして見込んでいない理由にも言及している。

 課題として指摘しているのが以下の4点だ。

・不十分とされる瞬発力 
・インテンシティの欠如 
・多くの決定機を迎えながらも時にムラのあるシュート精度 
・アシスト数の少なさ(今シーズンのリーグ・ドゥでのアシストは2)

 最後に、『But! Football Club』はこう総括している。

「ナカムラは攻撃面で多くのものをもたらす能力がある一方で、組織化されたリーグ・アンの守備陣を相手に苦戦する可能性がある。特にレンヌのアタッカー陣の中で、プレースタイルの似ているムーサ・アル=タマリとの比較において、瞬発力やインテンシティの面で大きな差がある。それでもレンヌは、現在のチームにはない異なる特長をナカムラがもたらすという大きなメリットも見出している」

 ちなみに中村は、2024-25シーズンにリーグ・アンで11点をマークしているが、1年間の2部での戦いを経て、それが現状での現地の評価のようだ。

 中村とランスの契約は2028年6月まで。『Transfermarkt』では900万ユーロ(約16億円)の市場価値が付けられている。

文●下村正幸

【動画】中村敬斗が最終節で4ゴールと大爆発!
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