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海外サッカー

「FIFAの強欲さの反映だ」数千の“スタンド空席”あるのに地元ファンは締め出しに...W杯チケット販売の利益優先ぶりに米激怒 最安値16万円の試合も

THE DIGEST編集部

2026.06.16

W杯の観客席は空席が目立つところも...。(C)Getty Images

W杯の観客席は空席が目立つところも...。(C)Getty Images

 サッカーの北中米ワールドカップ(W杯)が現地6月11日から行なわれている。各グループで熾烈な争いが繰り広げられている中、現地メディアからは観客席の“空席問題”について意見が挙がっている。

 米スポーツ専門メディア『Fan sided』はスタジアムに空席が生じている原因は、北中米でのサッカー人気の低さが原因ではないと指摘。むしろ、サッカーが「No.1スポーツ」であるメキシコ開催の試合にも関わらず、数千もの空席が生じているという。

 そして、空席の直接的な原因は「FIFAの強欲さ」だと主張。FIFAがチケット販売数を絞り「人為的な供給不足によるチケットの希少性」を創出したこと、そして今大会のチケット販売で採用している「ダイナミックプライシング(変動価格制)」によって地元のファンがチケットを購入できなくなっていると説明した。
 
 前回カタール大会の最安値は11ドル(約1760円)だったという。それが今回は抽選販売の段階で60ドル(約9600円)となっており、観客席全体に占める割合としてはわずか2%。さらに落選してしまい、一般販売で購入しようとした場合は数百ドルに膨れ上がってしまうといい、米国代表の初戦パラグアイ戦は最安値が1000ドル(約16万円)だったと一般的には手が出しづらい異常な価格になった。

 比較的カジュアルなファンが購入を断念するため、転売ヤーは大量のチケットを確保でき、転売サイトでの価格も高止まり。地元ファンがいわば「締め出される」形になってしまった。特に不人気カードの高価格帯のチケットで空席が目立ったという。

 同メディアはこの現状を「空席はFIFAの強欲さの直接的な反映だ」と断言。「何兆円という収益を数えるのに忙しいFIFAには、その現実を省みる余裕さえないのかもしれない」と商業的側面を重視しすぎている現在のFIFAの姿勢を痛烈に批判した。

構成●THE DIGEST編集部

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