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海外サッカー

「優勝候補ブラジルに異変」海外メディア酷評…モロッコ戦ドローで露呈した“致命的弱点”「問題はネイマール不在ではない」

THE DIGEST編集部

2026.06.15

動きが重かったB・ギマランイス(右)やパケタ(左)を、ヴィニシウス(中央)の個人技が救った。(C)Getty Images

動きが重かったB・ギマランイス(右)やパケタ(左)を、ヴィニシウス(中央)の個人技が救った。(C)Getty Images

 サッカーの北中米ワールドカップ(W杯)のグループCでは、優勝候補の一角と目されるブラジル代表が初戦を迎え、モロッコ代表と1-1で引き分けた。

 ニュージャージー・スタジアムでの一戦、カルロ・アンチェロッティ監督率いる「セレソン」は、守備面では中央に大きなスペースを空け、攻撃でも連係不足が目立つ。そして21分には、ルーカス・パケタのミスからボールを失い、ブラヒム・ディアスのスルーパスを受けたイスマエル・サイバリに先制点を許してしまった。

 さらに追加点の危機に晒されたブラジルだったが、32分にヴィニシウス・ジュニオールが個人技から強烈なシュートを叩き込み同点とする。後半はアンチェロッティ監督がカゼミーロとロジェール・イバニェスを下げて修正を施したこともあり、ブラジルは幾らか立て直したものの、決定機は限られた。

 終盤には再びモロッコに押し込まれる展開になったが、GKアリソン・ベッカーの攻守などで辛うじて勝点1を獲得したセレソンだが、内容面では多くの課題を残した。
 
 アンチェロッティ監督は試合後、「チームは不安を抱えていた。ボールを失いすぎ、多くのデュエルで負けた。前半は良くなかった」と率直に認めた一方で、「W杯は初戦で勝つものではない」と冷静な姿勢を保つ。「チームは、最後の最後まで戦った。改善すべき点については、非常にはっきりしている。親善試合で上手くできていたことが、前半にはできなかった。よりバランスが取れ、前線でより攻撃的なチームになるために、引き続き取り組んでいかなければならない」と語っている。

 ブラジルの日刊紙『Globo』は、ブラジルが「ボール保持時にビルドアップで機能不全に陥っていた」点を問題視している。「創造性を期待されたパケタがモロッコの守備に封じられ、ブルーノ・ギマランイスやラフィーニャも十分に組み立てへ関与できなかったため、攻撃の出口を失った」と分析した。

 さらに守備面では、「アンチェロッティ監督が採用する高い最終ラインが、再び弱点になった」と指摘。(テストマッチの)パナマ戦やエジプト戦に続き、ブラジルは相手の速攻や裏へのボールに苦しめられたが、失点場面もその典型例で、ボールロスト後の守備組織が整わないまま背後を突かれた。結果として6試合連続で失点となり、同メディアは「改善は急務だ」と警鐘を鳴らしている。
 
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