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海外サッカー

「スポーツ界の奇跡」「エンジンが止まった」 欧州王者スペインに世界騒然! 初出場カーボベルデ相手に痛恨の無得点ドロー

THE DIGEST編集部

2026.06.17

まさかのスコアレスドローという結果に終わったカーボベルデ戦。ロドリも精彩を欠いた。(C)Getty Images

まさかのスコアレスドローという結果に終わったカーボベルデ戦。ロドリも精彩を欠いた。(C)Getty Images

 北中米ワールドカップで大会屈指の優勝候補と目されている欧州王者のスペイン代表が、現地時間6月15日、アトランタで行なわれたグループH初戦で、初出場カーボベルデを一方的に攻め立てたものの0-0の引き分けに終わり、世界に“悪い意味での”驚きを提供した。

 27本ものシュートを40歳のGKヴォジーニャに浴びせながらも、一度もゴールネットを揺らせずに終わった後、「ラ・ロハ」のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は「全員が改善しなければならない。私がまず、その最初だ。解決策は、同じ考え方を貫くことだ」と反省を述べた後、見事に守り切って勝点1をもぎ取った対戦相手を「非常に組織的なチームだった」と評し、「極端に低いブロックを敷かれると、スペースを作るのは難しい。十分なチャンスは創ったが、最後のところの精度と冷静さが欠けた」と自チームのプレーを振り返った。

 指揮官はまた、ベンチスタートとなったラミン・ヤマルとニコ・ウィリアムスの両アタッカーについて、「徐々に出場時間を与え、リズムを取り戻させたい」と説明。そして、改めて「我々は32試合負けていない、信頼できるチームだ。この大会はまだ長い。頭の中では、あと7試合残っている」と楽観的な姿勢を示している。

 
 これに対し、国内メディアではマドリードのスポーツ紙『MARCA』がこの試合を「アトランタで起きたスポーツ界の奇跡」と表現し、スペインについて「最悪のスタート」「サッカーもアイデアも、解決策も失った別のチームになっていた」と酷評。「まるで、近所のスポーツセンターの友人が、全盛期のラファエル・ナダルを倒したような出来事だった」と、自国のレジェンド・テニスプレーヤーを引き合いに出してその衝撃の大きさを強調した。

 同メディアは、スペインが過去17回のW杯出場のうち、初戦に勝利したのはわずか5回だけであり、今回で12度目の「初戦未勝利」になったと紹介。「優勝候補の中で最も大きなダメージを受けた国」と断じた。その衝撃は「ブラジルがモロッコと1-1で引き分けこととは比べ物にならない」とし、「グループ最弱と見られていた相手への躓きによって、今後の計算が全て狂った」と嘆いた。

 一方、同じマドリードのスポーツ紙『as』も、「“大爆発”ならぬ“大失態”」と題した記事で、「AIによる優勝予想では最有力視されていた国が、カーボベルデ相手に無得点に終わった」と皮肉を込めてレポートを綴り、「魂が抜けていた」「不安だけを残した引き分け」と評し、74.2%のボール支配率、27本のシュート、2.29のゴール期待値、801本のパスという圧倒的な数字を残しながらも得点に結びつけられなかった事実を問題視している。
 
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