海外サッカー

「世界一に最も近い」4戦14発のフランスに世界騒然! 一方で「本当の試練はまだ始まっていない」と警鐘も【W杯】

THE DIGEST編集部

2026.07.03

北中米W杯で隙のない戦いを見せている18年王者のフランス。(C)Getty Images

 北中米ワールドカップ(W杯)で、ここまで安定した戦いを見せている2018年王者のフランス代表が、世界中から優勝候補の本命として熱い視線を集めている。

 グループステージを3戦全勝で突破すると、決勝トーナメント1回戦では日本と同組だったグループF3位のスウェーデンを3-0で一蹴。ここまで4戦4勝、14得点2失点という申し分ない成績を残し、その攻守両面の完成度の高さは、各国メディアから絶賛されている。

 しかし一方で、「真価が問われるのはここから」と冷静な見方も少なくない。

 米スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、「フランスにはキリアン・エムバペがいるが、それだけではない」と題した記事で、「スウェーデン戦では、最強の相手ではなかったとはいえ、フランスは前半だけで試合を支配。1得点にとどまるも、2度シュートがポストを叩き、何度も大会屈指のゴールになり得るような場面を創出し、相手には枠内シュートを1本しか許さなかった」と振り返り、「後半は『追加点を奪えるか』ではなく、『いつ奪うか』という展開だった」と、その内容を高く評価した。

 そして最大の武器として挙げたのが、エムバペだけに依存しない多彩な攻撃力だ。「ウスマンヌ・デンベレ、ブラッドレー・バルコラ、マイケル・オリーセ、エムバペという前線4人全員が、得点かアシストに絡み、危険はあらゆる場所から生まれる。シンプルで流動的、美しく、そして圧倒的。それが今のフランスだ」と絶賛した同メディアは、「オリーセがあれほど創造性を発揮し、4人全員がスピードと技術を兼ね備えている以上、彼らを止められるチームがあるのだろうか」と賛辞を続けている。
 
 なかでも、最も高く評価されたのがオリーセだ。記事の中ではバルコラからの「彼は守備でも攻撃でも全てをこなし、危険なパスを送り、常に相手に対して脅威を与えてくれる。一緒にプレーするのが本当に楽しい。まさに天才だ」とのコメントも紹介された。

 もちろん、キャプテンのエムバペも別格の存在感を放っている。同メディアは「スウェーデン戦でも2得点を挙げ、大会4試合で6ゴール。W杯通算では18試合18得点となり、歴代最多のリオネル・メッシ(アルゼンチン)まであと1点に迫っている」と紹介。母を亡くしたディディエ・デシャン監督へ最初のゴールを捧げたエピソードにも触れ、「再び世界一となり、自らの名をさらに歴史へ刻もうという強い意志に満ちてプレーしている」と綴っている。

 さらに、ここまでのフランスの戦いぶりを踏まえて、「4戦全勝で14得点2失点と、強さ、華やかさ、自信、その全てを兼ね備えている。大会前から優勝候補だったが、この勝利で、その評価はさらに高まった」と断言。スウェーデンのグレアム・ポッター監督の「個人的には、これ以上のチームは見たことがない」とのコメントも紹介し、現時点で「世界一に最も近いチーム」との見方を示した。
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真価が問われる戦いは、ベスト16から