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海外サッカー

「世界一に最も近い」4戦14発のフランスに世界騒然! 一方で「本当の試練はまだ始まっていない」と警鐘も【W杯】

THE DIGEST編集部

2026.07.03

 フランス国内でも、レ・ブルーへの期待は日に日に高まっているようだ。同国の日刊紙『Le Figaro』は、「自国だけでなく、海外メディアからも称賛されるのは当然だ。試合を支配し、どんな堅い守備も打ち破る力を備え、エムバペ、オリーセ、デンベレらスターが最高の状態にある」と評価。「多少の守備のミスがあっても、この攻撃力があれば、それを帳消しにするだけの得点を奪えると思わせる」と、その破壊力に太鼓判を押した。

 しかし同メディアは、「もちろん、無敵ではない。ここから先は相手のレベルも上がり、小さな綻びを突いてくるチームばかりになる」と警鐘も鳴らす。「ここまでで、本当に力のある相手と戦ったのは最初のセネガル戦だけであり、まだ優勝候補同士の対戦は経験していない。現在のフランスは魅力的で結果も残しているが、世界王者になるまでには、まだ乗り越えるべき障害が数多く残されている」と冷静に分析している。

 前出の『ESPN』も、別の記事ではフランスの不安要素にも言及。この記事の中で挙げられた「レ・ブルー」に対する“疑問”とは、「もしフランスがボールを持てなかったら、どうなるのか?」というものである。
 
「フランスは大会4試合で14ゴールを挙げ、1試合平均3点以上を記録。平均シュート数も18本を誇る」と圧倒的な攻撃力が強調される一方で、「一般的に、強豪国の多くは前線から激しくプレッシャーをかけてボールを奪い、そのまま相手を押し込む。しかしフランスは、それほど積極的にハイプレスを行なわない珍しいタイプの強豪だ」と指摘。ファイナルサードでのボール支配率が高水準を保っているのに対し、プレスの強度は平均をやや上回る程度に止まっていることが紹介された。

 もっとも、その理由について同メディアは、「エムバペ、オリーセ、デンベレに広大なスペースを与える危険を冒そうとする相手がほとんどいないからだ」と分析。それでも、今後は「前線への供給そのものを断ち切ろうとするチームが現われるだろう」と予想する。とはいえ、記事は「結局のところ、フランスを倒したいなら、彼らの弱点を突くのではなく、純粋に彼らを上回るサッカーをするしかない。それは極めて難しい挑戦だ」と結論付けられている。

 圧倒的な攻撃力、多彩なタレント、充実した選手層、そして盤石の結果。ここまでの内容だけを見れば、フランスが優勝候補筆頭と目されることに異論を唱える者は少ないだろう。ただ、トーナメントが進めば進むほど相手も強くなり、これまで以上に厳しい試練が待ち受ける。世界中の称賛を本物へ変え、3度目のワールドカップ制覇を成し遂げられるか。その真価が問われる戦いは、いよいよここから始まる。

構成●THE DIGEST編集部

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