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海外サッカー

えっ? 壁は3人だけ!? R・ソシエダが披露した斬新な「メッシのFK対策」が話題!

サッカーダイジェストWeb編集部

2020.03.10

高精度のFKを繰り出すメッシ。キックの種類の豊富さも魅力だ。(C)Getty Images

高精度のFKを繰り出すメッシ。キックの種類の豊富さも魅力だ。(C)Getty Images

 現地時間3月7日に開催されたラ・リーガ第27節で、好調レアル・ソシエダをホームに迎えたバルセロナは、81分にリオネル・メッシがPKを決めて1-0の勝利を飾った。

 そのPKをもたらした微妙なVAR判定とともに話題となったのが、アウェーチームが披露したメッシ対策だ。57分にこのアルゼンチン代表FWが直接FKを蹴ろうとした時だった。

 10人のフィールドプレーヤー全員が自陣ゴール前に戻ったソシエダは、しかし壁を3枚だけしか置かなかった。4人がその後方のゴールエリア付近に陣取り、ひとりがフリーマンでマーカー役に。そして残るふたりをGKの両脇に配したのである。

 たしかにこれで直接FKを蹴り込むのは難しい状況になったが、オフサイドが取れないため、バルサの選手もソシエダの最終ラインを気にせずにゴール前に位置取ることになった。
 
 直接狙ったのか、味方に合わせようとしたのか。注目されたメッシのキックはやや威力を欠き、ゴールエリア付近で“第2の壁”となっていたミケル・メリーノがヘッドで見事にクリアし、難を逃れたのだった。

 FKの精度が年々高くなり、いまや世界屈指のキッカーとなったメッシ。ソシエダもその“被害者”となっていただけに、斬新なシフトで精密なキックを狂わせようとしたのだろう。

 結果的に奏功しただけに、この防御法を真似するチームが現われるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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