現地7月7日、米放送局『ESPN』は、欧州議会議員らが国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長に対する調査を求める動きを進めていると報じた。
問題となっているのは、6日(日本時間7日)にシアトル・スタジアムで行なわれた北中米ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント2回戦のベルギー対アメリカ戦を前に、アメリカ代表FWフォラリン・バロガンの出場停止処分が猶予された経緯だ。
バロガンは決勝トーナメント1回戦のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で退場処分を受け、通常であれば最低1試合の出場停止となるはずだった。しかし、ドナルド・トランプ米大統領がインファンティーノ会長に処分の見直しを働きかけ、FIFAが処分の猶予を電撃決定した。
『ESPN』によると、EU加盟27か国で構成される欧州議会(議員数720人)のうち35人の議員が、同会長の調査を求める書簡に署名したという。同局は、議員らが共同声明で「大会期間中にレッドカードによる出場停止のルールを変更することは恥ずべき行為であり、正義をゆがめるものだ」と強く批判したと伝えている。
さらに議員らは「インファンティーノ会長とFIFAはトランプ政権の要求に屈した」と厳しく批判。トランプ氏への「FIFA平和賞」授与を含め、政治的中立性に反する行為がなかったかを調査するよう、各国のサッカー協会に対してFIFA倫理委員会への働きかけを求めている。
議員らは最後に「スポーツの素晴らしさは、公平かつ透明なルールに基づいている。政治的圧力によって誰がプレーできるかを決めることを許せば、その公平性は完全に失われてしまう」と訴えた。
なお、バロガンはベルギー戦でスタメン出場。しかし、アメリカはベルギーに4失点を喫し、1-4で敗れてベスト16で姿を消した。
このバロガンの件は今大会で最も物議を醸した騒動と言えるだろう。政治とスポーツの距離が改めて問われている。
構成●THE DIGEST編集部
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問題となっているのは、6日(日本時間7日)にシアトル・スタジアムで行なわれた北中米ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント2回戦のベルギー対アメリカ戦を前に、アメリカ代表FWフォラリン・バロガンの出場停止処分が猶予された経緯だ。
バロガンは決勝トーナメント1回戦のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で退場処分を受け、通常であれば最低1試合の出場停止となるはずだった。しかし、ドナルド・トランプ米大統領がインファンティーノ会長に処分の見直しを働きかけ、FIFAが処分の猶予を電撃決定した。
『ESPN』によると、EU加盟27か国で構成される欧州議会(議員数720人)のうち35人の議員が、同会長の調査を求める書簡に署名したという。同局は、議員らが共同声明で「大会期間中にレッドカードによる出場停止のルールを変更することは恥ずべき行為であり、正義をゆがめるものだ」と強く批判したと伝えている。
さらに議員らは「インファンティーノ会長とFIFAはトランプ政権の要求に屈した」と厳しく批判。トランプ氏への「FIFA平和賞」授与を含め、政治的中立性に反する行為がなかったかを調査するよう、各国のサッカー協会に対してFIFA倫理委員会への働きかけを求めている。
議員らは最後に「スポーツの素晴らしさは、公平かつ透明なルールに基づいている。政治的圧力によって誰がプレーできるかを決めることを許せば、その公平性は完全に失われてしまう」と訴えた。
なお、バロガンはベルギー戦でスタメン出場。しかし、アメリカはベルギーに4失点を喫し、1-4で敗れてベスト16で姿を消した。
このバロガンの件は今大会で最も物議を醸した騒動と言えるだろう。政治とスポーツの距離が改めて問われている。
構成●THE DIGEST編集部
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