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海外サッカー

「世界王者への敬意を欠いた」アルゼンチンの"乱闘騒ぎ"を海外メディアが痛烈批判。「魅力を欠いた120分」と酷評【W杯】

THE DIGEST編集部

2026.07.21

パレデスの行為は許されるものではない。(C)Getty Images

パレデスの行為は許されるものではない。(C)Getty Images

 ワールドカップ決勝で注目されたのは、試合結果だけではなかった。

 2026年7月19日に行なわれた北中米ワールドカップ決勝は、スペインは延長戦の末にアルゼンチンを1−0で下し、16年ぶり2度目の優勝を飾るという結果に終わった。しかし、その後のアルゼンチンの振る舞いに厳しい視線が注がれている。

 アルゼンチン代表のMFレアンドロ・パレデスがスペイン代表のDFエリク・ガルシアを突き飛ばし、さらにMFガビに殴りかかるような動きを見せたのだ。この騒動は国際映像にも捉えられていた。

 これを受け、英メディア『The Athletic』は、「世界王者への敬意を欠いた」と厳しく指摘。アルゼンチンの対応を「勝者へのリスペクトを欠く行動だった」と断じた。

 同メディアは、決勝のような大一番では感情が高ぶり、選手同士の小競り合いが起こること自体は珍しくないとしながらも、それと勝者を称える姿勢は別問題だと主張。世界中が注目するサッカー最高峰の舞台で、優勝チームへの敬意が十分に示されなかったことは極めて残念だったとの見方を示している。
 
 さらに厳しかったのは試合内容への評価だ。

 アルゼンチンは120分間を通して攻撃面で決定機をほとんど作れず、スペインに主導権を握られる時間が続いた。守備では最後まで粘りを見せたものの、延長後半にフェラン・トーレスの決勝ゴールを許し、連覇の夢は潰えた。

 『The Athletic』は、アルゼンチンのパフォーマンスについても「内容でもスタイルでも見るべきものは少なかった」と総括。試合後の振る舞いも含め、「魅力を欠いた120分間だった」と辛辣に評した。

 一方で、スペインはボール保持と試合運びで終始落ち着きを失わず、延長戦でも攻撃の手を緩めなかった。苦しみながらも最後に勝負を決め、世界王者の座をつかみ取った。

 だからこそ、海外メディアは敗れたアルゼンチンの愚行を問題視したのだろう。

 もちろん、あと一歩でタイトルを逃した直後だけに、選手たちの落胆は計り知れない。それでも、ワールドカップ決勝という世界最高峰の舞台では、勝者を称える姿勢もまたフットボールの文化の一部とされる。

 世界王者スペインの歓喜の陰で、アルゼンチンの試合後の振る舞いは思わぬ議論を呼ぶことになった。敗戦そのものだけではなく、「敗者の美学」が問われる決勝として、今後もしばらく語られることになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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