6月30日にベルギー1部のシント=トロイデンとの契約を満了し、無所属の状態が続いていた伊藤涼太郎の新天地が決まった。スペイン2部のバジャドリーだ。
クラブのスポーツディレクターを務めるビクトル・オルタが「キャリアのターニングポイントで我々を選んでくれた。土壇場で上のカテゴリーのクラブが現われたが、彼は約束を守った」と明かしたように、他クラブからの関心が存在する中で契約がまとまった。
ベルギーメディア『Voetbal Nieuws』によると、スペイン1部のセルタが水面下で打診したほか、イングランド2部のブラックバーンも獲得を検討していたが、メディカルチェックで足首の怪我が判明し、見送られた経緯がある。
伊藤自身も他クラブからの関心を認めたうえで、次のように語っている。
「スペインに来たかった。バジャドリーの歴史を確認した際、偉大なクラブだとわかり、加入したいと思った。ビクトルと話した時、彼は信頼を伝えてくれた。ここに来る決断をして満足している。他クラブからの関心もあったが、バジャドリーに来て成功するという約束を守った」
バジャドリーにとって、伊藤は攻撃の創造性を補う補強となる。スペインメディアの『dorsal16』は次のように伝えている。
「イトウはライン間でボールを受ける動きや周りとの連携、そして攻撃の局面を前進させるパスコースを見つけ出す能力に秀でている。パス交換の巧みさとアイデアの豊富さは、バジャドリーの他のMFにはない特徴をもたらすだろう。クラブは昨シーズン限りでブレーメンにフリーで移籍した技巧派MFチュキの穴を埋められずにいた。ボールを保持し、パスをつなぎながら相手ゴールに迫るチームにおいて、イトウはその中心的存在になりえる。広い視野、鋭いスルーパス、精度の高いプレースキック、そして決定機を作り出す能力が主な武器だ。守備意識の低さについては、フラン・エスクリバ監督が見極めるべき課題となる」
『dorsal16』をはじめ現地のメディアは、昨シーズンにシント=トロイデンで記録した10得点という数字にも注目している。フラン・エスクリバ監督も「攻撃の選択肢を増やし、複数のシステムに対応できる」と期待を寄せる。
真っ先に懸念されるのは、ブラックバーンへの移籍が見送られる要因となった足首の怪我だが、その回復具合について伊藤本人はこう説明している。
「問題はない。ただ、コンディションを整えるための時間は必要だ。クラブのスタッフは非常によく気にかけてくれており、ただ全力を尽くすだけ。辛抱強さは必要だが、一日も早くチームに貢献したい」
バジャドリーは、元日本代表FWの城彰二がかつてプレーしたクラブでもある。伊藤の加入に際し、現地メディアも当時の経緯を取り上げている。『dorsal16』は次のように記した。
「現在、26年の歳月を経て、イトウはバジャドリーと日本のつながりを再構築する。彼の加入はジョウの時のような騒ぎを生み出してはいないが、クラブの歴史に新たな日本人選手が1ページを刻むこととなる」
バジャドリーは24-25シーズンに2部に降格。昨シーズンの17位という低迷を経て、今シーズンの目標は当然1部復帰だ。その一員となった伊藤は、「一番の目標はチームに合流し、試合に出て、バジャドリーとともに1部へ昇格すること」と決意を述べる。憧れだったスペインでの挑戦が始まった。
文●下村正幸
【画像】女優、モデル、タレントら美女ずらり! 久保建英、板倉滉、上田綺世、長友佑都、谷口彰悟、柿谷曜一朗さん…新旧日本代表の愛妻を一挙紹介
クラブのスポーツディレクターを務めるビクトル・オルタが「キャリアのターニングポイントで我々を選んでくれた。土壇場で上のカテゴリーのクラブが現われたが、彼は約束を守った」と明かしたように、他クラブからの関心が存在する中で契約がまとまった。
ベルギーメディア『Voetbal Nieuws』によると、スペイン1部のセルタが水面下で打診したほか、イングランド2部のブラックバーンも獲得を検討していたが、メディカルチェックで足首の怪我が判明し、見送られた経緯がある。
伊藤自身も他クラブからの関心を認めたうえで、次のように語っている。
「スペインに来たかった。バジャドリーの歴史を確認した際、偉大なクラブだとわかり、加入したいと思った。ビクトルと話した時、彼は信頼を伝えてくれた。ここに来る決断をして満足している。他クラブからの関心もあったが、バジャドリーに来て成功するという約束を守った」
バジャドリーにとって、伊藤は攻撃の創造性を補う補強となる。スペインメディアの『dorsal16』は次のように伝えている。
「イトウはライン間でボールを受ける動きや周りとの連携、そして攻撃の局面を前進させるパスコースを見つけ出す能力に秀でている。パス交換の巧みさとアイデアの豊富さは、バジャドリーの他のMFにはない特徴をもたらすだろう。クラブは昨シーズン限りでブレーメンにフリーで移籍した技巧派MFチュキの穴を埋められずにいた。ボールを保持し、パスをつなぎながら相手ゴールに迫るチームにおいて、イトウはその中心的存在になりえる。広い視野、鋭いスルーパス、精度の高いプレースキック、そして決定機を作り出す能力が主な武器だ。守備意識の低さについては、フラン・エスクリバ監督が見極めるべき課題となる」
『dorsal16』をはじめ現地のメディアは、昨シーズンにシント=トロイデンで記録した10得点という数字にも注目している。フラン・エスクリバ監督も「攻撃の選択肢を増やし、複数のシステムに対応できる」と期待を寄せる。
真っ先に懸念されるのは、ブラックバーンへの移籍が見送られる要因となった足首の怪我だが、その回復具合について伊藤本人はこう説明している。
「問題はない。ただ、コンディションを整えるための時間は必要だ。クラブのスタッフは非常によく気にかけてくれており、ただ全力を尽くすだけ。辛抱強さは必要だが、一日も早くチームに貢献したい」
バジャドリーは、元日本代表FWの城彰二がかつてプレーしたクラブでもある。伊藤の加入に際し、現地メディアも当時の経緯を取り上げている。『dorsal16』は次のように記した。
「現在、26年の歳月を経て、イトウはバジャドリーと日本のつながりを再構築する。彼の加入はジョウの時のような騒ぎを生み出してはいないが、クラブの歴史に新たな日本人選手が1ページを刻むこととなる」
バジャドリーは24-25シーズンに2部に降格。昨シーズンの17位という低迷を経て、今シーズンの目標は当然1部復帰だ。その一員となった伊藤は、「一番の目標はチームに合流し、試合に出て、バジャドリーとともに1部へ昇格すること」と決意を述べる。憧れだったスペインでの挑戦が始まった。
文●下村正幸
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