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海外サッカー

「若い選手にもベテランにも限界はある…」批判を受けた堂安律の獲得のワケをPSV指揮官が説く!

サッカーダイジェストWeb編集部

2019.08.30

PSVに電撃的に加入した堂安(右)に対する批判に指揮官であるファン・ボメル(左)が口を開いた。 (C) Getty Images

PSVに電撃的に加入した堂安(右)に対する批判に指揮官であるファン・ボメル(左)が口を開いた。 (C) Getty Images

 現地時間8月27日、日本代表MFの堂安律がフローニンヘンからPSVへのステップアップ移籍を果たした。オランダ・メディアの『AD』によれば、移籍金は、交渉開始当初の1400万ユーロ(約17億5000万円)からプライスダウンした750万ユーロ(約9億3750万円)でクラブ間合意に達した。

 しかし、その補強には早くも懐疑的な声が上がった。PSVの元監督で、1999年には浦和レッズも指揮したア・デモスは、「PSVは、コンスタンティノス・ミトログルを獲得すると、今度はドウアンを獲った。2人はユース育ちの(コディ・)ガクポと(モハメド・)イハッターレンにとっては邪魔な存在になる」と指摘。さらに元フローニンヘンのFWであるヘニー・メイヤーは、「PSVにはすでにドウアンと同じタイプの選手がいる」と攻撃陣の飽和状態を危惧した。

 チームの補強戦略に批判的な指摘が相次ぐなか、PSVの指揮官であるマルク・ファン・ボメルが口を開いた。
 クラブのレジェンドでもある42歳のオランダ人監督は、現地時間8月29日に行なわれた記者会見で、「我々はドウアンを含めて、すべての新戦力の獲得を喜んでいる」とコメント。さらに批判を一蹴するかのように続けた。

「きっとこの先も『似たようなタイプの選手を連れてきたのか?』と問われることになるだろう。確かに前線のプレーヤーは多いが、それは選択肢が広がることを意味するんだよ。たくさんの試合に臨むのなら、若い選手にもベテランにも限界というものがある。特に複数の試合をプレーする週において、起用できる選手が多いのは喜ばしいことでしかない」

 そして、ア・デモスも指摘した若手育成に関してもファン・ボメルは、「若手は成長することを必要としていて、全ての試合に出場することを必要としない」と持論を展開している。

「(ドニェル・)マレンを見れば分かるが、昨シーズンから出場時間が徐々に増えている。コディも同じようなプロセスを辿るだろうし、イハッターレンもそうなる。イハッターレンは17歳で、まだ40試合に出場することは到底できない。それは普通のことだし、だからこそたくさんの選択肢を持つことが大事なんだ。高い競争のレベルを維持しつつ、少年たちを発達させることがとても重要だと思っている」

 補強の重要性を説いたファン・ボメルは、来る9月1日(現地時間)に行なわれるエールディビジ第5節のRKC戦でいかなる采配を振るうのだろうか。なお、オランダ・メディア『Eindhovens Dagblad』によれば、堂安は30日にチームに合流。早ければ、1日の試合でPSVでのデビューを飾る見込みとなっている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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