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「ボタフォゴの“エンジン”」 無得点ドローの一戦で光った本田圭佑をメディアが高評価!

THE DIGEST編集部

2020.10.21

2試合ぶりに先発出場した本田は、2本の惜しいシュートで相手ゴールを脅かした。(C)Getty Images

 10月19日(現地時間)、ブラジル全国選手権(セリエA)の第17節が行なわれ、ボタフォゴとゴイアスの一戦はスコアレスドローに終わった。

 前節グレミオ戦では自らスタメンを外れることをブルーノ・ラザロニ監督に申し出た本田圭佑は、2試合ぶりに先発出場。キャプテンマークを巻いた背番号4は、中盤右サイドで精力的に動き、攻撃では2本の惜しいシュートを放った他、絶妙なパスで好機を生み出した。

 しかし、この試合で神懸かり的な反応を見せ続けたGKタデウの存在もあってゴールネットを揺らすことはできず。ボタフォゴは2戦連続で白星から遠ざかることとなった(順位は暫定の14位)。

 フル出場を果たし、存在感を示した本田について、各メディアは揃って高評価を与えている。

 地元紙『LANCE!』は、相手GK同様に攻守を見せた守護神のジエゴ・カバリエリと並んで、本田に最高採点の「6.5」を与え、寸評では「これぞボタフォゴの"エンジン"。良いシュートを放ち、激しくファイトした。終盤はペースが落ちたものの、最後までピッチに立ち続けた」と称賛した。
 
 同じく最高点としたのが、クラブの専門メディア『FOGAO NET』で、カバリエリ、DFのカヌーと並んで「6.5」。「明晰で、常に明確な意図を持ってボールを動かした。2度のシュートは、タデウの見事なセーブに止められた」と綴っている。

 カバリエリに次ぐ2番目の評価で、「6」をつけた『globo.net』は、試合レポートの中で17分、48分の好シュート、そして後半開始直後にペドロ・ラウルに出したラストパスが、やはり相手守護神の好反応で止められたことに言及した。

 最後に『UOL』は、ボタフォゴについて「相手に厳しいプレッシャーをかけた一方で、攻撃での創造性を欠いた」と評したが、その中で本田が惜しいシュートで2度ゴールに迫ったことを強調し、これを見事に止めたタデウをこの試合の最高殊勲者としている。

 ボタフォゴの次戦は10月27日。コパ・ド・ブラジルでベスト8入りを懸けてクイアバをホームに迎える。

構成●THE DIGEST編集部