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海外サッカー

UEFA公式サイトも久保建英の“起用問題“に言及!日本の至宝はELで初スタメンを飾れるか?

THE DIGEST編集部

2020.10.21

久保のEL出場について、エメリ監督は「(出場の)チャンスはあるかもしれない」と言うにとどめているが…。(C)Getty Images

久保のEL出場について、エメリ監督は「(出場の)チャンスはあるかもしれない」と言うにとどめているが…。(C)Getty Images

 ビジャレアルは10月22日(現地時間)、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ初戦で、トルコのシバスポルをホームに迎え撃つ。

 いよいよ始まる欧州の戦いで、「イエローサブマリン」がいかなるスタートを切るかが注目されているが、同じぐらいに人々の興味を引きつけているのが、久保建英の起用法である。

 大きな期待を持ってレアル・マドリーからレンタル加入した19歳の日本人は、しかしウナイ・エメリ監督の下、ここまでのラ・リーガ6試合で一度もスタメンに選出されることはなく、合計のプレー時間はわずか80分にとどまっている。

 18日に行なわれた6節バレンシア戦では、ヒールパスでダニ・パレホの決勝点を演出する一方で、2度の警告を受けて退場処分となった久保は、クラブが判定の取り消しを訴えているものの、次節カディス戦(25日)でメンバーから外れるのは確実だ。

 そこで俄然注目されるのは、出場可能なELである。エメリ監督は「(出場の)チャンスはあるかもしれない」と言うにとどめているが、この指揮官がこれまでの起用法に固執するのか、あるいはローテーションを採用するのか、現地メディアも興味を示している。

 日刊紙『AS』は、「ジェラール・モレノ、パレホらが負傷欠場し、セルヒオ・アセンホ、ラウール・アルビオル、モイ・ゴメス、パコ・アルカセルら主力にも休みを与える必要がある」とローテーションを予想し、以下のように続けた。

「マリオ・ガスパール、パウ・トーレス、ビセンテ・イボーラ、マヌ・トリゲロス、サムエル・チュクウェゼはベースを維持するために出場するだろう。そして、ヘロ・ルジ、ラミーロ・フネス・モリ、ハウメ・コスタ、久保、そしてカルロス・バッカらが、今季初の先発出場を果たすと思われる」
 
 また、久保の所有元であるレアル・マドリーの専門サイト『Defensa Central』は、例によってエメリが久保を冷遇していることを強調しながら、前述の指揮官のコメントを受けて「ELでの大きなチャンスを待っている久保に、エメリがプレー時間を与えることを約束した」と報じている。

 そしてUEFAの公式サイトはプレビュー記事において、セビージャ時代にEL3連覇を果たした「ELの歴史の中で最も成功した監督」であるエメリに率いられたビジャレアルが2年ぶりの出場であることなどを紹介しながら、久保についても「グループステージではプレー時間が与えられるだろう」と言及した。

 欧州の舞台に、久保は最初から立てるか。そのプレー内容とともに、興味と期待は高まる一方である。

構成●THE DIGESTh編集部

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