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海外サッカー

再びブラジルの名門クラブで香川真司の獲得を求める動きが!会長は「良い選手」と認めるも…

THE DIGEST編集部

2020.11.04

フリーの状態でオファーを待つ香川については、様々な噂が飛び交っているようだ。(C)Getty Images

フリーの状態でオファーを待つ香川については、様々な噂が飛び交っているようだ。(C)Getty Images

 ラ・リーガ2部のサラゴサと契約を解除して以降、フリーランスの香川真司には様々な移籍先の噂が上がったが、なかでもユニークだったのは、盟友・本田圭佑が所属するボタフォゴで、ファンが獲得を求める“運動”を起こしたことだ。

 これについて、クラブが否定する声明を出してからは何の動きもなくなったが、今度はポルトアレグレの名門クラブで、2006年には横浜でバルセロナを下して世界一に輝いたインテルナシオナウの周辺で、再び同様の“キャンペーン”が実施されたと、『Zona Mista』などブラジル国内外の様々なメディアが報じている。

 事の起こりは、インテルナシオナウのサポーターによる香川獲得を求める投稿で、ハッシュタグ「#KagawaNoInte」がサポーター間で拡散した。

 同クラブのかつてのアイドルであり、1999年には川崎フロンターレに所属し、ドルトムントでも2006年から4シーズンにわたってプレーしたティンガもこれに呼応し、「インテルに来てくれ、我が友人よ」と投稿して、より動きは大きくなった。
 
 しかし、これに対してインテルナシオナウのマルセロ・メデイロス会長は、この実績十分の31歳の日本人MFについて「良い選手」だと認めながらも、獲得は「とても難しい」と、可能性は極めて低いと語っている。

 この一連の動きは、インテルナシオナウが長期欠場となった攻撃的MFガブリエウ・ボシリアの代役として、クルゼイロのマウリシオを獲得したが、エドゥアルド・クデ監督が、新たにもうひとり獲得することを望んだことに端を発したという。

 ボタフォゴでのケースでは、登録人数の増加によって新たにもうひとり選手を加えることが可能になったのが原因だったが、ボタフォゴがアプローチしたのは香川ではなくV・ファーレン長崎のルアンで、後に同クラブは21歳のコロンビア人FWイバン・アングロをパルメイラスからレンタルで獲得している。

 疑いようのない実力と、ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドといった名門クラブでプレーした輝かしいキャリアの持ち主であることが、このような“運動”を引き起こしたのだろうが、サラゴサに留まってひとりトレーニングに励む香川の望みが、スペインでのプレーであることは今も変わりはない。

 シーズン開幕からかなりの日時が経ってもなお、浪人状態が続き、具体的な新天地候補の名前も最近は挙がらなくなってしまっているが、ユニホーム姿の香川がピッチ上に戻ってくるのはいつだろうか……。

構成●THE DIGEST編集部

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