セリエAのサンプドリアでプレーする吉田麻也。32歳の日本代表キャプテンは、カルチョの国で2シーズン目に入り、プレミアリーグ(サウサンプトン)での経験を存分に活かして存在感を示している。
先日は地元メディアからレギュラー落ちの可能性を示唆され、実際に先週末のセリエA第10節のミラン戦では90分間をベンチで過ごすことになったが、一方でクラブが契約延長の準備をしているという報道もあるベテランは、再びスタメンの座を取り戻すべく、日々、トレーニングに余念がない。
そんな日本人CBが先日、イタリアのスポーツ紙『Corriere dello Sport』のインタビューを受け、様々なテーマの質問に対し、興味深い答えを返している。
今年1月、港町ジェノアのクラブからのオファーを受けた際、1994年にジェノアでプレーしたあの三浦知良(現・横浜FC)から「ジェノバはとても美しい街だ。ここでの時を楽しめ」とメッセージを受けたというエピソードを明かした吉田は、現在の所属チームに大きな感銘を受けたという。
「よく言われるように、このクラブのユニホームは本当に世界で一番美しい。チームについては、僕は日本にいる時、よりプレミアリーグに注目していたけど、中田英寿さんや中村俊輔さんのおかげで、セリエAのチームについても色々学んでいた」
現在のボスであるクラウディオ・ラニエリ、そして同じくイタリア人監督で、日本代表で共に戦ったアルベルト・ザッケローニにも話題は及び、「2人とも穏やかな性格で紳士的であり、とても尊敬できる」と印象を語った。
現在、セリエAでプレーする日本人選手は、他にボローニャの冨安健洋だけだが、吉田はイタリアのクラブに推薦したい選手として、フリーランスの香川真司を挙げ、「一緒にプレーしたい。スポンサーにとっても、クラブにとっても大きいし、(移籍金不要で)費用がかからず、経験も豊富でなおかつ、まだ(31歳と)若い」と訴える。
逆に、日本でプレーしてほしいと思う選手に挙げたのは、クリスチアーノ・ロナウド。「日本のサッカーや経済にとっても、素晴らしいことだろう。彼にとっても、新しい世界と異なる文化を経験できるし。日本は外国人に、良い刺激を与えられる」。
吉田がかつて憧れ、影響を受けた選手については、「ユーゴスラビア(当時)の10番、ドラガン・ストイコビッチ。マルセイユの後、僕の以前の所属クラブである名古屋グランパスでプレーした。僕はユース時代、よく彼の真似をしたものだよ。プレミアリーグでは、スティーブン・ジェラード(当時リバプール)がお気に入りで、後に対戦し、ユニホームを交換することができた」と振り返っている。
その他、日常生活やパーソナルなことでも質問を受け、「イタリアで運転していて道が狭いことに衝撃を受けた」「初めての給料で父親に万年筆をプレゼントした」ことなどを明かした吉田。そして、現在の夢は「ワールドカップ、そしてクラブでのタイトルを勝ち取ること」と語った。
構成●THE DIGEST編集部
先日は地元メディアからレギュラー落ちの可能性を示唆され、実際に先週末のセリエA第10節のミラン戦では90分間をベンチで過ごすことになったが、一方でクラブが契約延長の準備をしているという報道もあるベテランは、再びスタメンの座を取り戻すべく、日々、トレーニングに余念がない。
そんな日本人CBが先日、イタリアのスポーツ紙『Corriere dello Sport』のインタビューを受け、様々なテーマの質問に対し、興味深い答えを返している。
今年1月、港町ジェノアのクラブからのオファーを受けた際、1994年にジェノアでプレーしたあの三浦知良(現・横浜FC)から「ジェノバはとても美しい街だ。ここでの時を楽しめ」とメッセージを受けたというエピソードを明かした吉田は、現在の所属チームに大きな感銘を受けたという。
「よく言われるように、このクラブのユニホームは本当に世界で一番美しい。チームについては、僕は日本にいる時、よりプレミアリーグに注目していたけど、中田英寿さんや中村俊輔さんのおかげで、セリエAのチームについても色々学んでいた」
現在のボスであるクラウディオ・ラニエリ、そして同じくイタリア人監督で、日本代表で共に戦ったアルベルト・ザッケローニにも話題は及び、「2人とも穏やかな性格で紳士的であり、とても尊敬できる」と印象を語った。
現在、セリエAでプレーする日本人選手は、他にボローニャの冨安健洋だけだが、吉田はイタリアのクラブに推薦したい選手として、フリーランスの香川真司を挙げ、「一緒にプレーしたい。スポンサーにとっても、クラブにとっても大きいし、(移籍金不要で)費用がかからず、経験も豊富でなおかつ、まだ(31歳と)若い」と訴える。
逆に、日本でプレーしてほしいと思う選手に挙げたのは、クリスチアーノ・ロナウド。「日本のサッカーや経済にとっても、素晴らしいことだろう。彼にとっても、新しい世界と異なる文化を経験できるし。日本は外国人に、良い刺激を与えられる」。
吉田がかつて憧れ、影響を受けた選手については、「ユーゴスラビア(当時)の10番、ドラガン・ストイコビッチ。マルセイユの後、僕の以前の所属クラブである名古屋グランパスでプレーした。僕はユース時代、よく彼の真似をしたものだよ。プレミアリーグでは、スティーブン・ジェラード(当時リバプール)がお気に入りで、後に対戦し、ユニホームを交換することができた」と振り返っている。
その他、日常生活やパーソナルなことでも質問を受け、「イタリアで運転していて道が狭いことに衝撃を受けた」「初めての給料で父親に万年筆をプレゼントした」ことなどを明かした吉田。そして、現在の夢は「ワールドカップ、そしてクラブでのタイトルを勝ち取ること」と語った。
構成●THE DIGEST編集部