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Jリーグ・国内

鹿島伝統の組み合わせ、エヴェラウド&上田綺世の“最強2トップ“が覇権奪還への切り札に

小室功

2021.02.26

エヴェラウド(左)と上田(右)の2トップは、鹿島を頂点に導けるか。(C)THE DIGEST

エヴェラウド(左)と上田(右)の2トップは、鹿島を頂点に導けるか。(C)THE DIGEST

 今季のJリーグを大いに盛り上げてくれそうな2トップといえば、エヴェラウドと上田綺世の鹿島コンビだろう。

 ともに爆発的なスピードとヘディングの強さを兼ね備え、フィジカルコンタクトに優れるFWで、マークを外す動きもうまい。お互いの位置取りを気にしながらプレーしようとする共生の意識も高く、相手守備陣にしてみれば非常に面倒くさいはずだ。

 いくら警戒していてもその上をいかれる。対峙したDFが思わず地団太を踏む。もしくは天を仰ぐ。そんなシーンが容易に想像できるのだ。

 昨季、鹿島にやってきたエヴェラウドは闘志あふれるゴールハンターで、前線からの献身的な守備もいとわない。Jリーグ得点王の座は柏にいたオルンガに譲ったものの、通算18ゴールを叩き込み、2位にランクイン。移籍1年目から堂々たる数字を残した。

 中国のクラブへの移籍が噂されていたが、最終的に鹿島でのプレーを選んだ。「ここで歴史を作りたい。家族も日本の生活に慣れているし、環境を変える必要はない」との思いが上回った。
 
 2019年の夏に“前倒し”という形で、法政大3年時に鹿島に加入した上田は昨年、1シーズンをフルに戦い(ケガによる1か月ほどの離脱はあったが)、J通算10ゴールをマーク。2月5日のオンライン会見のなかで、ザーゴ監督は今季のキーマンとして上田の名を挙げていたが、首脳陣の評価はうなぎのぼりだ。

 プレースタイルが多少かぶっていることもあって、スタメンのエヴェラウドに代わって上田が途中出場するというのが昨季の定石だった。同時に起用される際は上田が前線の一角に入り、エヴェラウドが左MFに回った。彼らが本格的に2トップを組むようになったのはシーズン終盤だ。就任1年目のザーゴ監督が試行錯誤の末、たどり着いたひとつのオプションでもあった。

 今季はこの2トップがファーストチョイスになるだろう。不敗神話がそれを後押しする。エヴェラウドや上田がゴールを決めると、チームは負けない。勝負の世界では、こうした事象は何物にも代えがたい。
 

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