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海外サッカー

ソン・フンミンの日韓戦参戦が“有観客”で拒否される!? 韓国サッカー協会も認知していなかった英政府の特別ルールとは

THE DIGEST編集部

2021.03.17

韓国の大黒柱であるソン・フンミン。日本戦への参加が決まれば、森保ジャパンへの脅威となるが…。 (C) Getty Images

韓国の大黒柱であるソン・フンミン。日本戦への参加が決まれば、森保ジャパンへの脅威となるが…。 (C) Getty Images

“韓国の至宝”が来日する可能性はどれほどあるのか――。トッテナム・ホットスパーに所属するソン・フンミンが、今月25日に横浜の日産スタジアムで開催される日本代表戦に向けたメンバーに合流するかが注目されている。

 親善試合では約10年ぶりの日韓戦となるだけに、敵地に乗り込んでくる韓国も負ける気はさらさらない。ゆえに指揮官のパウロ・ベントが選考したメンバーにも、ソン・フンミンのほかに、ファン・ヒチャン(RBライプツィヒ)、イ・ガンイン(バレンシア)、チョン・ウヨン(フライブルク)など精鋭たちが名を連ねた。

 ただ、森保ジャパンとの一戦に着々と準備を進めている“タイガー軍団”に緊急事態も生じている。今月14日に行なわれたアーセナルとのノースロンドン・ダービーで、ソン・フンミンが左太もも裏を痛め、回復状況が不透明なままだというのだ。

 2010年のA代表デビュー以来、89キャップで26ゴールを叩き出してきた大黒柱の離脱となれば、韓国代表へのダメージは小さくない。ゆえに日韓戦という大一番に向けたソン・フンミンの状況は、国中の注目を集め続けている。

【動画】FIFAの年間最優秀ゴールに選出!「韓国の至宝」ソン・フンミンが決めた衝撃の70メートル独走弾はこちら!
 そんなソン・フンミンの現況について興味深い情報が出ている。韓国の日刊紙『朝鮮日報』は、「韓国サッカー協会はすでにトッテナムから彼の怪我が深刻ではないという返事を受けている」としたうえで、日韓戦に観客が動員される場合には、「トッテナムが招集を拒否する可能性がある」と指摘した。

 現在、イギリス政府は、プロスポーツ選手に限って帰英後に行なわれる5日間の自主隔離を免除する措置を取っているものの、この特別規定は無観客の試合やイベントでのみに採用される。そのため、同紙は、現行通りに上限5000人の有観客試合となれば、シーズンの佳境を迎えているトッテナムが戦力への影響を考慮して日本行きを拒否する可能性は高まるとした。

 同紙は英国政府の敷くプロトコルルールに関して「トッテナムから何も知らされていなかった」という韓国サッカー協会の関係者のコメントを紹介したうえで、「精密検査の結果を受けて19日か20日中に出場の可否を決める」とすっぱ抜いた。

 今やプレミアリーグでも最高峰のスターとなったソン・フンミンの動向は今後も注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
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