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海外サッカー

「彼は近づけすらしないよ」ロベカルが物議を醸したS・ラモスvsサラーの因縁対決を煽る!「楽な夜になるね」

THE DIGEST編集部

2021.03.21

S・ラモスと交錯して大怪我を負わされたサラー。3年前のCL決勝以来、この両雄の間には緊張感が漂っている。 (C) Getty Images

S・ラモスと交錯して大怪我を負わされたサラー。3年前のCL決勝以来、この両雄の間には緊張感が漂っている。 (C) Getty Images

 ヨーロッパサッカー最高峰の舞台で“因縁のリマッチ”が実現した。

 現地時間3月19日、UEFAはチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝の組み合わせ抽選会を実施。マンチェスター・シティ対ドルトムント、バイエルン対パリ・サンジェルマンといったビッグカードが決定するなかで、2017-18シーズンのファイナルの再現となるレアル・マドリー対リバプールも決定した。

 過去6度の対戦を誇る両者だが、その緊張関係は3年前のファイナル以来、よりいっそう強まっている。レッズのエースであるモハメド・サラーに対して、マドリーの主将セルヒオ・ラモスがお見舞いした“愚行”が発端だ。

 前半早々だった。相手の牙城を崩さんと勢いよくマドリー陣営に飛び込むサラーを食い止めようと、S・ラモスは相手の右腕をがっちりと掴み、柔道の寝技である“脇固め”の状態で交錯した。これで転倒したエジプト代表FWは左肩を強打し、涙ながらの負傷交代を余儀なくされたのだ。

 危険なプレーに及んだS・ラモスはお咎めを受けず、結果的に大黒柱を失ったリバプールは1-3で敗北。両者の因縁はサポーターたちをも巻き込み、大きな話題となった。

 物議を醸した因縁のマッチアップが再び見られるとあって、ひとりのレジェンドが声を上げた。元ブラジル代表DFで、かつてマドリーの絶対的左SBとして君臨したロベルト・カルロスである。

 現在、マドリーの特別アンバサダーを務めているR・カルロスは、スペイン紙『Marca』にリバプールとの再戦について問われると、「我々が良いチームと対戦するというのは間違いない」と前置きしたうえで、冗談交じりにこう分析した。

【動画】世界で物議を醸したS・ラモスのサラーに対する危険チャージはこちら!
「この戦いで注目を集めるのが、セルヒオとサラーの対決であることは私も分かっている。ただ、いまのアンフィールドには、あのファンたちがいない。だから我々のキャプテンにとっては、楽な夜になるだろうね。おそらくサラーはセルヒオに近づくことさえできないだろう」

 さらに往年の名手は、「重要なのは、指揮官の(ジネディーヌ・)ジダンがすべての選手をきちんと準備させられるかどうかだ」と指摘し、次のように続けた。

「初戦はホームで行なわれる。いまはマドリーのほうがはるかに調子が良い。だから、第1レグのホームで対戦の行方を決定づけなければならないだろう。リバプールを十分に警戒する必要はあるが、やはり、自分たちがなにをなすべきかに懸かっていると思う」

 R・カルロスが興奮気味に語ったS・ラモスとサラーのマッチアップは、はたしてどのような結末を見るのか。注目の第1レグは現地時間4月6日、サンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。

構成●THE DIGEST編集部
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