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東京五輪出場のルーマニアにハジの息子が!U-20W杯制覇のウクライナとともに新世代が熱い

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2019.10.18

ルーマニア注目の若手ヤニス・ハジ。父親譲りの攻撃センスと技巧を備える。(C) Getty Images

●ROMANIA ルーマニア
【注目の新世代】1996年~1999年生まれ
【主な実績】19年U-21欧州選手権ベスト4

 19年のU-21欧州選手権でベスト4まで勝ち上がり、東京五輪への切符を掴んだ世代にタレントが集結する。インテルがパスを持ち、ハンダノビッチ退団後のレギュラー候補として期待するGKラドゥや、アヤックスがデヨング(現バルセロナ)の後継者として引き抜いた逸材マリン、類稀な得点力を誇るプスカシュが出世頭だ。

 注目は、「左足の魔術師」と謳われた父親譲りの攻撃センスと技巧を備えたヤニス・ハジ。20歳と若くまだフィジカルに課題を残すものの、ポテンシャルは超特大だ。

【注目世代の主な顔ぶれ】
GK
ヨヌツ・ラドゥ 97年5月28日生まれ ジェノア所属

DF
ヨヌツ・ネデルセアル 96年4月25日生まれ ウファ所属

MF
ラズバン・マリン 96年5月23日生まれ アヤックス所属
ヤニス・ハジ 98年10月22日生まれ ヘンク所属
トゥードル・バルツァ 99年3月27日生まれ、ブライトン所属

FW
ゲオルゲ・プスカシュ 96年4月8日生まれ レディング所属
デニス・ドラガス 99年7月6日生まれ スタンダール所属

●UKRAINE ウクライナ
【注目の新世代】1999年~2001年生まれ
【主な実績】19年U-20ワールドカップ優勝

 一躍脚光を浴びたのが、決勝で韓国を3-1で下し、19年U-20W杯を制覇したこの世代だ。堅守が持ち味だったように、とりわけ守備陣にタレントが揃っており、なかでも特大のポテンシャルを秘めるのが、R・マドリーがパスを保有する守護神のルニン。すでにA代表で4キャップを刻む大器だ。

 U-20W杯を怪我で離脱した左SBのミコレンコも、ビッグタレント。所属するディナモ・キエフで定位置を掴んでおり、スピード溢れる攻撃参加と高精度の左足が最大の武器だ。

【注目世代の主な顔ぶれ】
GK
アンドリー・ルニン 99年2月11日生まれ バジャドリー所属

DF
ヴァレリー・ボンダル 99年2月27日生まれ シャフタール所属
ヴィタリ・ミコレンコ 99年5月29日生まれ ディナモ・キエフ所属
デニス・ポポフ 99年2月17日生まれ ディナモ・キエフ所属

MF
セルヒ・ブレツァ 99年2月16日生まれ ドニプロ所属

FW
ダニーロ・シカン 01年4月16日生まれ シャフタール所属
ウラジスラフ・スプリアガ 00年2月15日生まれ ドニプロ所属

※『ワールドサッカーダイジェスト』2019年10月17日号より転載