3人の功労者を追放するなど、若返りを図るドイツ代表。国内では重鎮ノイアーとテア・シュテーゲンによる「GKの世代交代」が論争の的となっている。はたしてレーブ監督はどんな決断を下すのか。
ドイツ代表に激震が走ったのは今年3月。ヨアヒム・レーブ監督が世代交代を目的に、トーマス・ミュラー、マッツ・フンメルス、ジェローム・ボアテングの3人を構想から外し、戦力外通告を言い渡したのだ。あれから半年が過ぎ、マンシャフト(ドイツ代表の愛称)に関する新たな議論が過熱している。新天地のドルトムントで躍動しているフンメルスの復帰待望論がひとつ。そして、それ以上にファンの関心を集めているのが、「マヌエル・ノイアーとマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのどちらが代表の正GKに相応しいか」という話題だ。
左足の中足骨骨折で長期離脱し、ノイアーのロシア・ワールドカップ出場が危ぶまれていた頃に初めて浮上したこのテーマが、ここにきてヒートアップしているのは、テア・シュテーゲンが第2GKの立場に公然と不満を漏らしたから。9月のEURO2020予選2試合で出番がなかったバルセロナの正守護神は、『T-Online』のインタビューで「正直、ちょっとイラつく時はあるよ。どれだけ自分がベストを尽くしても、望んだ場所にいられないんだから」と“爆弾”を投下した。 これにキャプテンのノイアーが黙っているはずがない。『スカイ』で「彼は代表チームにいた時に何も言わなかった。ああいった言動はチームの助けにならない。ドイツには他にケビン・トラップやベルント・レノもいる。彼らはいずれもベンチに座っているのが勿体ないくらいの素晴らしいゴールキーパーだ」と苦言を呈している。
ノイアーのコメントに呼応するように、公の場(チャンピオンズ・リーグの前日会見)でふたたび不満をぶちまけたのがテア・シュテーゲンだ。「ゴールキーパーの競争があるとは言えないし、プレーできない状況に満足はできない。サッカーには幸せも失望もある。ただ、ノイアーが僕個人の感情をとやかく言う必要はない。あくまでも僕自身の意見だ。ここ数年の僕は常に良い振る舞いをしてきたし、ノイアーや他の人が言っていることはアンフェアだ。これ以上は言いたくない。この議論はこれでおしまいだ」
ドイツ代表に激震が走ったのは今年3月。ヨアヒム・レーブ監督が世代交代を目的に、トーマス・ミュラー、マッツ・フンメルス、ジェローム・ボアテングの3人を構想から外し、戦力外通告を言い渡したのだ。あれから半年が過ぎ、マンシャフト(ドイツ代表の愛称)に関する新たな議論が過熱している。新天地のドルトムントで躍動しているフンメルスの復帰待望論がひとつ。そして、それ以上にファンの関心を集めているのが、「マヌエル・ノイアーとマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのどちらが代表の正GKに相応しいか」という話題だ。
左足の中足骨骨折で長期離脱し、ノイアーのロシア・ワールドカップ出場が危ぶまれていた頃に初めて浮上したこのテーマが、ここにきてヒートアップしているのは、テア・シュテーゲンが第2GKの立場に公然と不満を漏らしたから。9月のEURO2020予選2試合で出番がなかったバルセロナの正守護神は、『T-Online』のインタビューで「正直、ちょっとイラつく時はあるよ。どれだけ自分がベストを尽くしても、望んだ場所にいられないんだから」と“爆弾”を投下した。 これにキャプテンのノイアーが黙っているはずがない。『スカイ』で「彼は代表チームにいた時に何も言わなかった。ああいった言動はチームの助けにならない。ドイツには他にケビン・トラップやベルント・レノもいる。彼らはいずれもベンチに座っているのが勿体ないくらいの素晴らしいゴールキーパーだ」と苦言を呈している。
ノイアーのコメントに呼応するように、公の場(チャンピオンズ・リーグの前日会見)でふたたび不満をぶちまけたのがテア・シュテーゲンだ。「ゴールキーパーの競争があるとは言えないし、プレーできない状況に満足はできない。サッカーには幸せも失望もある。ただ、ノイアーが僕個人の感情をとやかく言う必要はない。あくまでも僕自身の意見だ。ここ数年の僕は常に良い振る舞いをしてきたし、ノイアーや他の人が言っていることはアンフェアだ。これ以上は言いたくない。この議論はこれでおしまいだ」