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「多くの人は彼をなんも分かってない!」元マンC戦士が語る“悪童”バロテッリの素顔「問題もあったけど…」

THE DIGEST編集部

2021.04.08

プレーに波はあったものの、時折、魅せるビッグプレーにマンCファンは酔いしれた。(C) Getty Images

 個性派が集うサッカー界において、いわゆる"悪童"と呼ばれる素行に問題を抱えた選手を挙げれば、枚挙に暇がない。

 なかでも近年のサッカー界で、最も話題をさらってきたのが、元イタリア代表FWのマリオ・バロテッリだろう。自軍監督やチームメイトとの衝突は日常茶飯事で、ピッチ外でも自宅のふろ場に花火を放ってボヤ騒ぎを起こすなど、彼にまつわる逸話は様々に存在する。

 現在30歳となって少し落ち着きは見られるようになったバロテッリ。悪童のイメージが定着してしまっている彼の"素顔"を明かした人物がいる。かつてマンチェスター・シティでチームメイトだった元コートジボワール代表DFのコロ・トゥーレだ。

 2017年に現役を引退するまでにアーセナルやマンチェスター・C、リバプールなどを渡り歩いた名手は、英専門誌『Four Four Two』のインタビューで「彼はものすごくクレイジーなやつさ。めっちゃおもしろいよ」と明かし、同僚だった時代を回顧した。

「シティの練習場じゃ、監督だったロベルト・マンチーニといつも特別な関係にあったことを覚えているよ。毎日一緒にいて、まるで父と息子のように話していた。いつだってマリオはマンチーニとファイトしていたよ。マンチーニはあの子を出来る限り助けようとしていたのに、全く人の話ってものを聞かないんだ!(笑)」

【動画】チームメイトが頭を抱え、マンチーニがブチギレた…バロテッリのゴラッソ未遂シーンはこちら
 冗談交じりにバロテッリとの日々を語ったK・トゥーレは、「だけど、多くの人たちは彼のことを分かっていないと思うね。誤解している」と真面目に語った。

「彼は本当に良い奴で、ラブリーな奴さ。若さゆえの問題もあったけど、すごいこともやってのけていた。僕は何よりもとてもいい選手だったと思う」

 11-12シーズンの最終戦では身体を張ったアシストでセルヒオ・アグエロの劇的なゴールを呼び込み、マンチェスター・Cにとっての44年ぶりのトップリーグ制覇に貢献していたバロテッリ。そんなストライカーに対する周囲の評価にK・トゥーレは想うところがあるようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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