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日本代表

ネフチで逆転優勝を飾った本田圭佑の去就は?現地メディアは「給料が高い」と退団を予想

THE DIGEST編集部

2021.05.21

2試合ぶりにスタメン出場した本田は、70分にピッチを退いた。(C)Neftçi Baku

2試合ぶりにスタメン出場した本田は、70分にピッチを退いた。(C)Neftçi Baku

 現地時間5月20日、アゼルバイジャン・プレミアリーグの最終節が行なわれ、ネフチ・バクーはカラバフを1-0で下し、逆転で8年ぶり9回目のリーグ優勝を飾った。

 7連覇中の宿敵と勝点わずか1差で迎えた2位ネフチのホームゲーム。両チームのサポーターによる共同での嘆願も虚しく無観客で行なわれることになった一戦は、緊張感が張り詰める中、序盤こそアウェーチームが攻勢に立つも、互いに慎重な姿勢を見せて膠着状態となる。その中でカラバフは後半にFKがクロスバーを叩く決定機を迎えるも、ゴールには至らないまま終盤を迎えた。

 引き分けでは宿敵の戴冠を許すことになるネフチは90分、左からのクロスをDFパペ・エムボジが頭で落とすと、フリーとなったアフメド・アフメドフが力強くゴールに叩き込み、先制に成功する。7分超のアディショナルタイムでは、守勢時にあわやハンドでPK献上という場面も訪れたが、ノーホイッスルでこれを切り抜け、ついに歓喜の瞬間を迎えた。
 
 劇的な形でのリーグ制覇に、「言葉がない。ネフチに関わる全ての人々とこの勝利を祝いたい」と語ったサミール・アッバソフ監督らスタッフ陣、「ただただ幸せ。重要なゴールを決められて良かった」と感激する殊勲のアフメドフら選手らは、ピッチ上で喜びを爆発させたが、その中には当然、笑顔の本田圭佑の姿もあった(『SPORTiNFO』より)。

 2試合ぶりのスタメン入りを果たした34歳の日本人は、35分には正確なパスでオマール・ブルドフの至近距離からの惜しいシュートを引き出したりしたものの、流れを変えたいアッバソフ監督によって70分にこの試合最初の交代選手となり、納得のいかないしぐさを見せてピッチを退いた。

 この一戦の詳しく報じたロシアの『Sports.ru』からは「この『黄金カード』でスターである本田が際立った活躍を見せるのを期待していた者もいただろうが、彼は輝きを見せることはなく、指揮官の決定に不満を示しながら途中交代となった」と厳しく評されたものの、CSKAモスクワ時代以来となる自身2度目のトップリーグでの優勝に喜びを露にし、試合後の自身のSNSには「ネフチに関わる全ての人々におめでとう。そして偉大な経験をさせてくれてありがとう」と英語でメッセージを贈っている。
 
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