キャプテンとして、赤子扱いされては黙っていられなかったのだろう。

　アーセナルの主将グラニト・ジャカが、元マンチェスター・ユナイテッドのパトリス・エブラの発言に怒りを露わにした。エブラだけではなく、過激な言葉で批判するコメンテーターたち全体に不満があるようだ。

　10月21日に行なわれたシェフィールド・ユナイテッド戦で今季２敗目を喫したアーセナルに対し、エブラは「赤ん坊」「勝者のチームには見えない」「精神的に弱く見える」と酷評した。

　英紙『Telegraph』によると、ジャカは「このメンタルの問題とか、たわごとについて話すのをやめるべきだ。ホームだろうがアウェーだろうが同じで、勝たなければいけない。強い気質を示さなければいけない。良い試合をし、いつも同じ言い訳をしようとしてはいけない」と述べた。

「しゃべりすぎな人がたくさんいる。エブラが僕らに対して何か言うのは初めて聞いた。彼のことはすごくリスペクトしている。偉大な選手だったからね。でも、発言に気をつけるべきだ。彼だけじゃない。多くの人がそうだよ。たわごとを言いすぎる。いつも同じだ」
  　スイス代表MFは「不思議なのは、彼らも僕らと同じ状況にあったことだ。彼らも選手だったじゃないか」と、現役を引退したコメンテーターたちの言動に苦言を呈している。

「良い時もあれば、そうじゃない時もある。彼らは毎週、どの試合でもたわごとを言っている……。そういう発言に関してリスペクトはされないよ。正直、人が言うことに興味がない。僕らはハードワークし、改善するために、チーム内で話さなければいけないんだ」

　ジャカが引っ張るアーセナルは、エブラらご意見番たちを見返すことができるか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部