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「あのチビは別格だ!」ディ・マリア、“盟友”メッシの電撃入団を語る「数日で歴史がひっくり返った」

THE DIGEST編集部

2021.08.14

ディ・マリア(右)が、長きに渡ってアルゼンチン代表を支えてきた“盟友”メッシ(左)への想いを語った。(C)Getty Images

ディ・マリア(右)が、長きに渡ってアルゼンチン代表を支えてきた“盟友”メッシ(左)への想いを語った。(C)Getty Images

 サッカー界を震撼とさせるビッグディールが実現したのは、8月10日だった。パリ・サンジェルマンがバルセロナを退団したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの電撃契約を発表したのである。

 涙ながらにバルサを去った天才クラックと、退団会見からわずか2日後での移籍成立。この事実は2017年夏、同じくバルサからパリSGに移籍金2200万ユーロ(約288億6000万円)で加入したネイマールのそれを上回る衝撃だった。

 新たなチームメイトとなった同胞MFも驚きを隠せない。現地時間8月13日にアルゼンチンのスポーツ専門局『Tyc Sports』の番組に出演したアンヘル・ディ・マリアは、今回のメッシの移籍について「正直に言って実現できるとは思っていなかった」と話し、その舞台裏を明かした。

「偶然、イビサ(バカンスの名所)でレオ(メッシの愛称)と会った時に、僕らは移籍するように言っていたんだけど、あの時、彼はすでにバルサとの話し合いをすべて終わらせていたんだ。彼は『子どもたちが僕を留まらせた』と言っていたから、無理だと思っていた。そしたら、数日して歴史がひっくり返ったんだ」
 
 攻撃的ポジションを争うメッシの入団は、ディ・マリアにとって決して良いことばかりではない。それでも33歳の名手は代表で長らく苦楽を共にしてきた盟友について、「僕は幸せだよ。この1か月でコパ・アメリカ優勝に加えて、レオと一緒にプレーができるようになるなんてね」としみじみ語る。

「あの“チビ”は別格なんだ。僕はクリスチアーノ(・ロナウド)、ネイマール、エムバペ、ルーニー、ファン・ペルシ、イブラヒモビッチ、ベンゼマ、ベイルと一緒にプレーしてきたけど、はっきり言って、レオと同じものを感じた選手はいない。彼は唯一無二で、僕らを楽にプレーさせてくれる。ピッチで表現したいことを簡単にやらせてくれるんだよ」

 さらに「いまのパリが持っている選手たちとクオリティーはずば抜けている」と語ったディ・マリアは、“あの大スター”の名も口にした。

「クリスチアーノはこのグループにいられないことで、死にたいなんて思うんじゃないかな(笑)。そう嫉妬してもおかしくないぐらい、いまのパリは凄いメンバーが揃っている。こんなことが起きるなんて……あり得ないよ」

 豪華絢爛な陣容を揃えたパリSGは、はたしてどのような成果を上げるのか。「チャンピオンズ・リーグで勝つ義務がある」と語ったディ・マリアの起用法も含めて注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
 
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