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38歳となったジダン2世やヴェンゲルも認めた天才MFも! Jクラブも狙うべき“ゼロ円”で獲得できる大物たち

THE DIGEST編集部

2021.09.03

リベリ(左)、ウィルシェア(中央)、D・ルイス(右)。ヨーロッパでも屈指の実力派である彼らはいずれも“ゼロ円”戦士だ。(C)Getty Images

 去る8月31日、ヨーロッパ主要リーグの移籍市場が閉じた。今夏はリオネル・メッシ(→パリ・サンジェルマン)とクリスチアーノ・ロナウド(→マンチェスター・ユナイテッド)の"ビッグ2"が揃って新天地へ渡るなど、コロナ禍に突入して以来最大とも言えるビッグネームの動きが目立った。

 話題性に富んだ移籍市場が閉じてもなお、注目されているのが、いわゆるボスマン・プレーヤー。所属クラブとの契約が満了となり、期間外でも移籍金ゼロで獲得できる選手たちである。
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 いまだコロナ禍にあって、財政は大打撃を受けたクラブもある。それだけに彼らの存在は貴重だ。ここでは現時点で契約に至っていない主なフリーエージェントたちをピックアップしてみた。

セルヒオ・ロメロ(34歳/GK/マンチェスター・U)
ダビド・ルイス(34歳/DF/アーセナル)
セルジュ・オーリエ(28歳/DF/トッテナム)
シュコドラン・ムスタフィ(29歳/DF/シャルケ)
ジャック・ウィルシェア(29歳/MF/ボーンマス)
フランク・リベリ(38歳/MF/フィオレンティーナ)
ダニエル・スターリッジ(32歳/FW/トラブゾンスポル)
マリオ・マンジュキッチ(35歳/FW/ミラン)
 
 いずれもメガクラブでのプレー経験も豊富な実力派ばかりである。元セレソン戦士のD・ルイスは34歳という年齢ながら、プレミアリーグで通算213試合を戦ったキャリアは伊達ではない。故障がちなのは不安要素だが、いまだトップリーグでも計算のできる戦力になり得るだろう。

 また、昨シーズンにフィオレンティーナでプレーしたリベリも目を引く存在だ。D・ルイスと同様に38歳という年齢はネックだが、かつて「ジネディーヌ・ジダン2世」と言われた元フランス代表MFは、その輝きを失っていない。

 イタリア初挑戦となった昨シーズンは、セリエAで29試合(2ゴール・7アシスト)に出場するなど、小さくない存在感を発揮。"守備の国"でも遺憾なく披露した技巧とネームバリューを考えれば、400万ユーロ(約4億9400万円)とされる年俸も払うに値するはずだ。

 高齢ではない"タレント"にも注目したい。とりわけジャック・ウィルシェアはアーセナルで10番を背負った経験を持つ天才肌のMFだ。あの名将アーセン・ヴェンゲルをして「間違いなく優れた選手だ」と言わしめた29歳は、先月24日に米メディア『The Athletic』の取材で「もう1シーズンは無駄したくない」と明言。いまだ現役への意欲は失っていない。

 コロナ禍で先行きが不透明な状況は続いている。とはいえ、移籍金がかからないだけに、彼らがJリーグ入りする可能性もゼロではない。アンドレアス・イニエスタやダビド・ビジャのような大物の電撃参戦が実現しても不思議ではないか。

構成●THE DIGEST編集部
 
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