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海外サッカー

古橋亨梧へのダイブ批判にポステコグルーが「意味のない中傷だ」と猛反論!「無知な人間との議論は彼らの仲間入りに繋がる」

THE DIGEST編集部

2021.12.11

古橋(8番)への批判を一蹴したポステコグルー(左)。その言葉には怒りがこもっていた。(C)Getty Images

古橋(8番)への批判を一蹴したポステコグルー(左)。その言葉には怒りがこもっていた。(C)Getty Images

 日本代表戦士に思わぬバッシングが飛んでいる。

 非難の的となっているのは、セルティックに所属する古橋亨梧だ。今夏から欧州に渡り、スコットランド・プレミアシップでゴールを量産中の26歳は、体躯で劣る相手DFとの衝突でピッチに倒れる様子が、たびたび問題視されている。

 識者たちからの批判も相次いでいる。元スコットランド代表MFバリー・ファーガソン氏は「彼は多くの人たちにとってヒーローだ。だから、彼はそれをサッカーで物語るべきだ」と苦言。さらにイングランドのトップリーグを中心に、数々のビッグゲームを裁いてきた元審判のキース・ハケット氏も「フットボールのイメージを汚す」と厳しく断じた。

 身長170センチと小柄な古橋だけに、190センチを優に超える大型DFたちとの対人プレーにおいて劣勢なのは言うまでもない。それだけにセルティックの指揮官であり、今夏の獲得を推進したアンジェ・ポステコグルーは、全力で擁護している。

 現地時間12月8日の記者会見において、56歳のオーストラリア人指揮官は、「キョウゴを非難している人はいったい何者だ?」と語気を強めて反論を口にした。
 
「キョウゴはジョッキーと同じくらいの体格なのに、1フット(約30センチ)近くも大きい体格の選手たちと対戦している。それなのに外野にいる“勇気のある戦士たち”(批判している人たちへの皮肉)は意味もなく彼を中傷している。

 そもそも私はそんな記事を読んですらいないし、これからもそのスタンスは変わらない。無知な人間との議論を続けると、最終的には彼らの仲間入りに繋がるからね。だから、そういう絵空事は無視することにしている」

 あらためて愛弟子の擁護したポステコグルーは、「私たちのクラブにとっても、スコットランドのサッカー界にとっても素晴らしい」と古橋の存在の存在を強調。そして、こう続けた。

「キョウゴは偉大な存在だ。もしも、彼のようなキャラクターと能力を持った選手を、自分のクラブやリーグに入れたくないと思う人がいるとしたら驚きだね。さっきも言ったが、人を批判する愚かな人間は、会社や自宅の部屋から攻撃しているから興味はない」

 怒りを交えながら批判に対する異論を口にしたポステコグルー。そんな“ボス”の存在は、12月9日のベティス戦でハムストリングを痛めて負傷離脱を余儀なくされた古橋にとって心強いものとなりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】「オーバーリアクション」と英国人記者が糾弾! 小競り合いで頭を叩かれて倒れる古橋
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