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レンジャースが久保建英獲得に名乗り!?英紙が補強候補として示唆「説得できれば驚きの補強となる」

THE DIGEST編集部

2022.01.22

レアル・マドリー復帰の道は険しいものの、久保の能力を買っているクラブは多いようだ。(C)Getty Images

 今シーズン、古橋亨梧がゴールラッシュを繰り広げ、前田大然、旗手玲央、井手口陽介等がデビュー戦で存在感を示すなど、日本人プレーヤーが席巻しているスコットランドリーグ。

 同国内において、日本のファンにも身近となってきているセルティックと双璧を成す強豪として知られるのがグラスゴー・レンジャースだ。創設から150年にも及ぶ歴史があり、昨季は、実に55回目となるリーグ制覇を果たした。今季もここまで首位に位置するも、2位セルティックとは僅差であり、連続でのタイトル獲得へは予断を許さない状況が続いている。

 そのレンジャースの現状について英紙『Dailly Record』が報じている。同クラブの「右ウイングのレギュラーの欠如」を指摘、補強のための獲得候補として複数名の名前を挙げており、その中で紹介されているのがマジョルカの久保建英だ。

 記事では「2019年に10代でレアル・マドリーに引き抜かれたが、ロス・ブランコスでのトップチームへの険しい登りは乗り越えられないものに見える」として、久保のレアル復帰の可能性が少ないものと述べた上で「(レアルの本拠地である)ベルナベウでのプレーは実現しないかもしれないが、12月に行われた王者アトレティコ・マドリー戦で決勝点を挙げたクボは、非常に有望な選手であることに変わりはない」と続けた。
 
 さらに、「この日本のスターはマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェでレンタル移籍を経験しており、したがって、わずか20歳でリーガ・エスパニョーラの経験を豊富に積んでいる」と、久保のスペインでのキャリアを評している。

 また同メディアは獲得へ向け「この選手もそろそろ定住の時期を迎えており、レンジャーズにとってはアイブロックス(ホームスタジアム)に来るように説得できれば、驚きともいえる補強になるだろう」として、期待も綴っている。

 レンジャースは今季新たに、元オランダ代表でありクラブOBでもあるファン・ブロンクホルスト監督が就任。記事によれば、右の攻撃的ポジションの補強を移籍期間の期限(1月31日)までに行う意向も示唆しているという。

 かつて欧州タイトル獲得経験もある、スコットランド屈指の名門レンジャース。英メディアからもプレーやキャリアはもちろん、将来性も高い評価を受ける久保建英の加入実現となれば、さらに同国リーグへの注目度が高まるのは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部