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南野拓実のリーズ移籍の可能性が再浮上!英記者は指揮官との関係を強調「ザルツブルク時代から彼を知り尽くしている」

THE DIGEST編集部

2022.03.09

カップ戦で結果を残す南野の働きをリーズ新監督は評価しているようだ。(C)Getty Images

 プレミアリーグで再び、日本人ストライカーの移籍の噂が聞こえてきた。

 リバプールの南野拓実のプレミアリーグ他クラブへの移籍話が持ち上がっている。先月より、新たにリーズの監督に就任したジェシー・マルシュが、2019年から2シーズンに渡りザルツブルクを率いた際に同時期に所属していた南野に対し、今オフに獲得に乗り出す可能性があると、現地で報じられている。

 この話題について英メディア『FOOTBALL FANCAST』が、現地記者のピート・オルーク氏のコメントを交えて伝えている。

 記事では、オルーク氏の「やはりリーズが強化しなければならないポジションだと思う。今シーズン、パトリック・バンフォードが怪我で欠場したことで、彼らは大きな打撃を受けている」との見解を紹介し、リーズの主力FWが離脱したチーム事情に加え、「ジェシー・マルシュはRBザルツブルク時代からミナミのことを知り尽くしている」と、先月28日よりクラブを率いる新指揮官との関係も強調した。

 さらに、同メディアは「オーストリアでともに過ごしたマルシュの下では22試合に出場し、9ゴール11アシストを記録している」と、南野のザルツブルク時代のスタッツを振り返っている他、「(今季リーズは)リーグ戦27試合でわずか29ゴール」とチームの現状にも触れ「ミナミノは間違いなく、さらなる攻撃力を加えるはずだ」と述べている。
 
 一方で、「リバプールに移籍して以来、この日本代表選手はレギュラーポジションを得るのは簡単ではなかった。しかし、53試合に出場し13ゴール3アシストを記録するなど、攻撃的な選手としての存在感を示している」と、プレミアリーグ移籍後の活躍を称えている。さらに、先週のFA杯ノーリッジ戦のゴールなど最近の働きについても「『新しいスアレス』と言われるなど好調を維持しており、アンフィールドでの評価も高い」として、プレーを評した。

 オルーク氏は他に「リーズでミナミノと再会し契約を結ぶことができれば、48歳(マルシュ監督)は大喜びすることだろう」とコメントしている。試合を重ねる毎に、プレミアリーグでの自身の評価を高め続けている南野拓実。今季残りのゲームでのプレーや、シーズン閉幕以降の去就にも注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部