海外サッカー

主力離脱のレンジャーズに元英代表FWがエール! 古橋亨梧不在のセルティックを例に「するべきことはそれだ」と訴え

THE DIGEST編集部

2022.04.09

セルティックOBのサットン氏が、戦列を離れている古橋の名前を例に挙げ、レンジャーズにメッセージを送っている。(C)Getty Images

 右太腿の負傷により、昨年末から試合出場が無かったセルティックの古橋亨梧。現地では、4月9日に行なわれるセント・ジョンストン戦でのメンバー入りが伝えられている。

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 今季のチーム躍進の原動力となった日本代表FWが不在というなかでも、セルティックは首位争いを繰り広げてきた。古橋自身も待望の試合復帰を果たしており、苦境をはねのけてのタイトル奪還は目前という状況だ。

 セルティック以外のクラブでも、佳境を迎えている欧州のサッカーシーン。選手の多くは長いリーグ戦でのプレーや、さらに代表での活動を強いられ、コンディションに不安を抱えながら戦いを続けている。各クラブとも、万全とは言えないチーム状態のなか、残り僅かのリーグやカップ戦を乗り切ろうと必死だ。

 ヨーロッパリーグ(EL)でベスト8進出を果たしているグラスゴー・レンジャーズもその一つだ。FWのアルフレッド・モレロスがコロンビア代表招集時に太腿を負傷し、シーズン中の復帰が絶望視されている。

 得点源を失ったチームは、リーグ戦で首位を争うセルティックとの直接対決に敗れ、ELでもスポルティング・ブラガとのファーストレグを落とすなど、モレロス離脱による士気の低下は明らかだ。

 そんな勢いを失いつつあるレンジャーズに対し、元イングランド代表のクリス・サットン氏がエールを送っている。現役時代にプレミアリーグ得点王にも輝き、スコットランドリーグでも活躍したストライカーは、古橋の名前を挙げながら叱咤激励したという。英メディア『Football Scotland』が報じている。

 記事内でサットン氏は、「レンジャーズは自分たちを『哀れむ』ことをやめ、アルフレッド・モレロスの負傷欠場を乗り越えなければならない」と鼓舞。さらに「セルティックをみろ」と続けた。

 そのうえで、「間違いなくリーグ最高の選手であるキョウゴ・フルハシの欠場があったものの、セルティックは彼抜きでも対処する方法を見つけたのだ。レンジャーズがするべきことはそれだ」とコメント。宿敵であるセルティックが、古橋不在の間もチーム力を維持し続けたことを例に挙げている。

 さらに、「レンジャーズは欧州のトロフィーの準々決勝にいるのだ。(タイトルを)掴みに行かなければならない」と続けており、主力離脱というアクシデントに屈することなくELの戦いに奮起するよう求めているようだ。

 セルティックOBでもあるサットン氏の声は、覇権を競い合うクラブの選手に届き、奮い立たせることはできるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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