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海外サッカー

「スーパーリーグ構想は戯言だった」CL4強ビジャレアルの快進撃にリバプールOBが痛烈な皮肉!

THE DIGEST編集部

2022.04.14

88分のチュクウェゼのゴールがビジャレアルを16年ぶりのCL4強に導いた。(C) Getty Images

88分のチュクウェゼのゴールがビジャレアルを16年ぶりのCL4強に導いた。(C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)は準々決勝を終えて4強が出揃い、準決勝のカードも決定したが、その中で最も多くの驚きを提供したのがビジャレアルだろう。
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 昨季のヨーロッパリーグ(EL)王者であり、2005-06シーズンにもCLでベスト4入りを果たしたことがある強豪ではあるが、CLの本戦進出は実に10年ぶりのことであり、近年はビッグクラブによって上位が占められている中では、非常に新鮮味を感じさせる存在である。

 ELではセビージャ、ビジャレアルで計4度の優勝を経験しているウナイ・エメリ監督は、難敵バイエルンを準々決勝(合計スコア2-1)で下した後、「守備で完璧なプレーができた。圧倒的な攻撃力を持つチームには、それしか対抗する方法がない。犠牲を払ってくれる人がいるからこそ、チャンスが見つかるはずだった。今後も、一歩一歩を刻んでいく。相手がどこになっても、同じように臨む。準決勝を楽しむつもりだ」と語っている。

 そんなビジャレアルと次ラウンドで対戦することになったリバプールのユルゲン・クロップ監督は、ビジャレアルについて「バイエルンとの2試合では、どちらもビジャレアルは勝ち抜けるに相応しい試合を見せた。彼らには、世界で最もカップ戦で成功を収めている監督がいる。エメリはカップ戦の王者だ。彼のやっていることは、本当に信じられないものだ」と語り、警戒感を示した。

 今季、CLではマンチェスター・ユナイテッド、アタランタ、ヤングボーイズ、ユベントス、バイエルンという強豪クラブと対戦し、今なお、リバプール、レアル・マドリー、マンチェスター・シティとともに生き残っているビジャレアルについては、各方面から称賛が寄せられているが、変わった見地からこの「イエローサブマリン」の快進撃に拍手喝采を送ったのが、リバプールのレジェンド、ジェイミー・キャラガーだ。

 現在は辛口のコメンテーターとしても知られるかつての「レッズ」の名CBは、自身のSNSで「なんというビジャレアルの結果だ。そして、これは『スーパーリーグ』が“戯言”だったことを示す、新たな理由だ」と投稿。昨年4月にマドリーら欧州各国のビッグクラブが発表してサッカー界に激震を走らせた「欧州スーパーリーグ(ESL)」構想を、痛烈に皮肉ったのだ。
 
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