専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外サッカー

「長期欠場などなかったようだ」冨安健洋の堅守に多くの現地メディアが賛辞! 一方で新たな負傷への懸念も

THE DIGEST編集部

2022.05.03

リーグ戦では約4か月ぶりのスタメン出場を勝利で飾った冨安。現地メディアの評価も上々だ。(C) Getty Images

リーグ戦では約4か月ぶりのスタメン出場を勝利で飾った冨安。現地メディアの評価も上々だ。(C) Getty Images

 現地時間5月1日、プレミアリーグ第35節が行なわれ、アーセナルは2-1でウェストハムを下し、3連勝を飾った。

 チャンピオンズ・リーグ出場権の懸かる4位の座を巡って、トッテナムと熾烈な争いを展開している「ガナーズ」にとって、アウェーマッチといえども落とせない一戦、積極的に攻撃を仕掛け、38分にはCKからロブ・ホールディングのヘッド弾が決まって先制。前半終了間際にDFの寄せが甘く同点とされるも、54分にガブリエウ・マガリャンイスの鋭いヘディングシュートが相手GKに当たりながらゴールネットを揺らし、以降はホームチームの反撃を封じ込んだ。
 
 この試合、前節でふくらはぎの負傷が癒えて復帰を果たした冨安健洋が、1月20日のカラバオ・カップ準決勝リバプール戦以来となる公式戦スタメン入りを果たし(リーグでは1月1日の21節マンチェスター・シティ戦以来)、定位置である右SBでプレー。50回のボールタッチで、空中戦では攻守で4回中2回勝利、タックルは3回、クリア3回、インターセプト1回というスタッツを記録した(専門メディア『Whoscored.com』より)。

 試合後、自身のSNSでは「勝点3。サポートありがとう。あとは4試合だ!」とファンにメッセージを贈った冨安だが、終盤に足を傷めてセドリク・ソアレスとの交代を余儀なくされており、その状態が気になるところだが、ミケル・アルテタ監督は「長くプレーしていなかったから代えた」と語り、負傷については心配していないようである。

 23歳の日本代表DFの77分間のプレーについて、現地メディアは様々な評価を下しており、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点で「6」の及第点を与えたが、これはチームの先発イレブンの中では単独最低。一方、英国公共放送『BBC』の視聴者投票による採点では、チーム7番目となる「6.64」だった。

 日刊紙『Evening Standard』は「7」とDF陣ではホールディングに次ぐ2番目の高採点で、寸評では「1月以来となる先発出場で、日本代表選手は堅実なプレーを披露。空中戦に強く、対面するサイード・ベンラハマに対してうまく対応した」とポジティブに綴っている。『THE Sun』紙も「スタメン復帰後の堅実なプレー」と評するも、ベンラハマとの対決については「(相手の)俊足によって仕事はハードなものとなった」として、採点はCBの2人よりも低い「6」がつけられた。

【動画】冨安が久々のスタメン出場! 安定したパフォーマンスでアーセナルの勝利に貢献
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号