日本代表

「オーディションは順調だ!」英紙がブラジル戦奮闘の板倉滉を高評! セルティック移籍に太鼓判「日本人スターを迎えることは喜ばしい」

THE DIGEST編集部

2022.06.07

身体を張った守備でネイマールらと“熱闘”を繰り広げた板倉。そのパフォーマンスを英紙も絶賛した。(C)Getty Images

 今夏の移籍市場において、日本代表DFの板倉滉は小さくない注目を集めている一人だ。

 昨シーズンは、保有元のマンチェスター・シティからのレンタルでドイツ・ブンデスリーガ2部のシャルケでプレー。レギュラーとして活躍してリーグ優勝と1部昇格に大きく貢献。しかし、今月に入ってから退団が発表された。シーズン中から去就が話題となっていたが、25歳の日本人DFの退団劇は、熱き地元サポーターを中心に大きな反響を呼んだ。

 日本代表でも彼の存在感も増しており、6月6日に国立競技場で行なわれたブラジル戦でもCBとして先発フル出場。"セレソンの至宝"ネイマールとのマッチアップなど、タレント豊富な相手攻撃陣に怯まずに身体を張り続けた守備には、海外メディアからも高い評価が下された。

 スコットランドの日刊紙『Daily Record』は、国内リーグ王者セルティックの新戦力候補選手を伝える特集記事内で、板倉の名を挙げるとともに、ブラジル戦のプレーにも触れている。
 
 記事では「アンジェ・ポステコグルー監督率いるセルティックは、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場に向けて、忙しい夏を過ごすことになりそうだ」と推察。そのうえで今オフの獲得が噂されるベンフィカのパウロ・ベルナルド、バイエルンのクリストファー・スコット、シャルケのラビ・マトンドらを列挙。続けて、「マンチェスター・シティのDFコウ・イタクラもまた、グラスゴーのイーストエンドへの移籍が囁かれている」と強調した。

 さらに同紙は「この日本代表DFは、月曜日に行なわれたブラジルとの華やかな親善試合で、キョウゴ、マエダというセルティックペアと共に印象的なプレーを見せた。試合は後半にネイマールのPKで敗れたが、このDFはブラジルの素晴らしい前線を抑えるのに貢献している」と称賛。そのうえで「(セルティックの)昨シーズンの成功を振り返ると、日本のスターをもう一人迎えることは喜ばしいことであるだろう」と、獲得を推奨するコメントを付け加えている。

 今回の特集では、「コウ・イタクラのオーディションは計画通りに進む」とも強調されており、セルティック入りが有力との見解も示されている。選手としての大きな節目となるであろう2022年の夏、成長著しい25歳はどんな決断を下すだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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