２年半を過ごしたリバプールを離れ、リーグアンのモナコで新たな挑戦を開始することとなった南野拓実が、ポルトガル・ラゴスで行なわれているシーズンキャンプに合流し、新天地でのトレーニングを開始している。

【動画】フランスに降り立った南野。モナコの第一印象を英語で語る！ 　クラブのSNSでは、キャンプの会場に到着してからの様子が動画や写真で多く公開されており、チームメイト一人ひとりと笑顔で挨拶を交わす場面や、７月８日の初練習で汗を流す姿を見ることができる。そしてこの中で、彼はチームに対する印象を、以下のように語っている。

「とても良い初練習でした。雰囲気も良かったし、このグループからは多くのエネルギーと情熱を感じています。初めてのチーム練習は、良いセッションでした。チームメイトたちにも、何人かのドイツ人選手やウィサム（・ベン・ヤーデル）には話しかけてみました。これから、フランス語を勉強しないといけません」

　モナコはここまでセルクル・ブルージュ（１-０）、ザンクト・ガレン（１-１）、オーストリア・ウィーン（２-２）、ポルティモネンセ（２-０）と練習試合を行なっており、次は７月16日、今夏の移籍市場においては南野に関心を示しているとの報道も流れたイタリアの強豪インテルと対戦することが決まっているが、ここで日本人助っ人の実戦デビューが実現するかが注目される。

　さて、このように新天地での第一歩を良い形で踏み出したように見える南野。クラブがさらにSNSで彼のシュート練習の動画を公開すると、鋭くゴール右上に突き刺さった一撃に対して、ファンからは称賛のコメントが多く寄せられるなど、その一挙手一投足に注目が集まり、期待が高まっているようだ。

　地元メディアも同様で、総合サイト『Monaco Tribune』は「この日本代表選手は、フィリップ・クレマン監督の攻撃のプランに欠かせない存在として獲得された。ストライカー、ウイング、さらには攻撃的MFとしてもプレーでき、指揮官に十分な戦術的柔軟性を与える」と、高い評価を与えている。