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三笘薫の能力をブライトン指揮官・同僚・専門メディアも大絶賛!!「新たな次元を提供」「ポジティブな違いを生み出す」

THE DIGEST編集部

2022.08.04

プレシーズンでは印象的なパフォーマンスで周囲を沸かせている三笘。プレミアリーグのデビューシーズンでいかなる結果を残せるか楽しみだ。(C) Getty Images

 今季、ブライトンの一員となった三笘薫は、ここまで4試合のテストマッチに出場し、その技とスピードによって、プレミアリーグのクラブでも存分に存在感を示している。

 エストリウ戦(後半から出場して初ゴール)、レディング戦(70分から出場)、ブレントフォード戦(フル出場)に続いて、7月30日に行なわれたエスパニョール戦では72分から出場し、相手チームのマーカーを圧倒した日本代表アタッカーについて、試合後、グレアム・ポッター監督は賛辞を惜しまなかった(地元紙『The Argus』より)。

【動画】キレキレのドリブルでエスパニョールのDFを翻弄! 三笘薫の超絶パフォーマンスに注目
「サポーターは、三笘のことが好きになると思う。彼には1対1で相手を抜き去る能力があり、我々はすでに、それを見てきている。彼は相手を棒立ちにさせ、自在にドリブルができる。それらは、そうそう見られるものではない。それが彼のクオリティであり、彼だからできることだ。今季、我々がそれを見られることを願っている」

 一方、地元メディア『Sussex World』は「三笘はこの数試合、ブライトンのファンたちを興奮させているが、エスパニョール戦も例外ではなかった。スペイン・チームの右サイドの選手たちは、その素早いボール捌きにより、三笘の存在にほとんど気づいていなかった」と、背番号22を称賛している。

 ちなみに同メディアは、8月7日のプレミアリーグ開幕戦マンチェスター・ユナイテッド戦の予想スタメンを、GKロベルト・サンチェス、DFジョエル・フェルトマン、ルイス・ダンク、アダム・ウェブスター、右WBソリー・マーチ、MFパスカル・グロス、アレクシス・マック・アリスター、エノック・ムウェプ、モイセス・カイセド、左WBレアンドロ・トロッサール、FWダニー・ウェルベックとしているが、三笘はどのタイミングで世界最高峰リーグに初お目見えすることになるのだろうか。

 現時点でスタメンか、サブか、の位置づけは難しいはところだが、いずれにしても三笘を含めた今夏のブライトンの補強に対しては、多くのメディアが様々な評価を下しており、英国公共放送『BBC』は「ブライトンのベルギーと南米からの補強は、ギャンブルに近く、ステップアップに繋がらないかもしれない」との懸念を示し、「ポッター監督はデニス・ウンダフ、三笘、そしてフリオ・エンシソがチームを長年苦しめている得点力不足の問題を解決することを望んでいる」と綴るも、「保証はない」とやや懐疑的だ。

 しかし、オランダ人CBのフェルトマンは、エスパニョール戦で途中出場した三笘、ウンダフ、ジェレミー・サルミエント(リザーブチームからの昇格)といった選手に大きな信頼を寄せており、「チームにはポジティブな点がたくさんある。エスパニョール戦で、サブで登場した選手たちは本当に良いプレーを見せ、ポジティブな違いを生み出した」と語っている(地元メディア『Sussex Live』より)。
 
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「三笘は新たな次元となり得るものを提供できそうだ」と地元紙