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日本代表

「優れたディレクター」だった香川真司、PKキッカー交代を申し出て2年ぶりのゴール!さらにチャンスメイクでも高評価

THE DIGEST編集部

2022.08.29

約2年ぶりの公式戦ゴールを挙げた香川。ここから勢いに乗れるか。(C) STVV

約2年ぶりの公式戦ゴールを挙げた香川。ここから勢いに乗れるか。(C) STVV

 現地時間8月27日、ベルギーのジュピラー・プロリーグ第6節が行なわれ、シント=トロイデン(STVV)は3-1でメヘレンを下し、今季初の連勝を飾った。

 本拠地での一戦、STVVは53分に相手の素晴らしいFKによってGKシュミット・ダニエルがゴールを破られるが、57分に縦パスに反応した林大地が相手DFに走り勝った末にペナルティエリア内で倒されてPKを獲得、これを香川真司が決めて追いつく。さらに76分に交代で出場したばかりのジャンニ・ブルーノが味方のミドルを相手GKが弾いたところを詰めて逆転すると、アディショナルタイムにも橋岡大樹のクロスを岡崎慎司がオーバーヘッドで合わせようとしたプレーから、こぼれ球をブルーノが再び決めてダメを押した。

【動画】タイミングを外して見事にPKを沈めた! 香川真司の2年ぶりのゴールをチェック
 香川は今季初ゴールというだけでなく、記念すべきSTVVでの初ゴールであり、さらには公式戦でのゴール自体がレアル・サラゴサ在籍時代の2020年7月12日(対レアル・オビエド)以来になるという。彼は「僕が最後にゴールを挙げたのは、2年前になります。ベルギーでもなく、PAOK時代でもなく、スペインでの冒険に臨んでいたサラゴサ時代までさかのぼります。はるか昔のことです」と語り、さらにこのPKのエピソードを明かしている(総合サイト『HBVL』より)。

「若手時代に日本を離れて以降、僕が欧州のクラブでPKのレギュラーキッカーを務めたことはありません。僕はいつも2番手です。しかし、(レギュラーキッカーのクリスティアン・)ブリュルスが最近外していたのに対し、僕は調子が良かったので、すぐに蹴らしてくれるよう彼に頼みました。自信はありました。やっと初ゴール。チームがこの試合に勝利し、それに貢献できたことをとても嬉しく思います」

 その言葉通り、巧みなステップでGKの逆の突いて確実にゴールネットを揺らした33歳の背番号10。試合中に即座にキッカーの交代を申し出るという行動に、彼の自信や責任感、そして2年目を迎えてチームにも完全に溶け込んでいることが窺える。
 
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