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三笘薫、本拠地ファン魅了! トッテナムを翻弄するドリブルでチーム最高評価「出場してすぐにインパクトを放った」

THE DIGEST編集部

2022.10.10

持ち前のドリブル突破でホームのファンを魅了した三笘。(C) Getty Images

 現地時間10月8日、プレミアリーグ第10節が行なわれ、ブライトンは0-1でトッテナムに敗れた。

 本拠地アメックス・スタジアムでの一戦、先に好機を掴んだブライトンだったが、22分にハリー・ケインのヘッド弾でアウェーチームに先制を許す。74分にもソン・フンミンに鮮やかにゴールネットを揺らされたが、これはオフサイド。ボールポゼッションで上回り、シュート数でも14対8(枠内は4対3)と差をつけたホームチームだったが、1点が奪えないまま90分を終えることとなった。
 
 今回もベンチスタートとなった三笘薫は、67分にペルビス・エストゥピニャンとの交代で左WBのポジションに入り、すぐに持ち前の積極性とスピーディな突破力を発揮。複数の相手DFをかわしたり、テクニカルなヒールパスでの連係を披露したりと、幾つか見せ場を作ってみせた。

 クラブの公式サイトは「状況を一新するため、ロベルト・ゼ・デルピ監督によって投入されたウインガーの三笘は、すぐに観客を立ち上がらせた。彼は曲がりくねったドリブルでペナルティエリア内に侵入し、GKユーゴ・ロリスは足下にダイブして彼のクロスを止めた」と伝えている。

 現地メディアも、この日本人選手のプレーに注目し、日刊紙『The Guardian』は「三笘は左サイドからドリブルを仕掛け、1981年FAカップ決勝でのリッキー・ビジャ(トッテナム)の有名なゴールの"前半"を再現。活気に満ちたドリブルで、観客を魅了した」と、歴史的な場面との類似点を挙げて、そのプレーの素晴らしさを強調した。

 また、三笘がヒールパスでエリア内のアダム・ララーナに繋ぎ、さらにヒールでリターンを受けようとした場面について、「うまく繋がらず残念だ。なぜなら、それは非常に美しいゴールを生み出す可能性があったからだ」と綴っている。

 北アイルランドの日刊紙『Belfast Telegraph』は、「三笘は出場してすぐにインパクトを放った。この日本人アタッカーは、うまくすり抜けていくドリブルでクリスティアン・ロメロとエリック・ダイアーを置き去りにした」と振り返った。
 
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「ベンチから出てくるのを見るのが非常にエキサイティングな選手」と専門サイト