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日本代表

古巣相手に「破壊者」となった久保建英を現地メディアは高評価! バルセロナ紙は「偉大な選手としてついにブレイク」

THE DIGEST編集部

2022.10.11

古巣のビジャレアル戦で躍動した久保。チームは6位に浮上している。(C) Getty Images

古巣のビジャレアル戦で躍動した久保。チームは6位に浮上している。(C) Getty Images

 現地時間10月9日、ラ・リーガ第8節が行なわれ、レアル・ソシエダはビジャレアルを1-0で下した。

 欧州カップ戦出場権争いのライバルを本拠地レアレ・アレナに迎えたバスクのクラブは、引いて守る相手に序盤から攻撃を仕掛け続け、33分にショートコーナーからミケル・メリーノの絶妙な浮き球パスを受けたブライス・メンデスがスライディングしながらダイレクトで合わせて相手GKの股間を抜き、先制する。その後も幾つかチャンスを創出しながら、逆にピンチをしのいで残り時間を過ごし、公式戦5連勝、リーガでは3連勝を飾っている。

【動画】ドリブルでの仕掛けから絶妙なクロスも! 古巣ビジャレアル相手に久保建英が攻撃の起点として機能!
 久保建英は定位置となった2トップの一角でスタメン入りを果たし、ピッチを幅広く動き回って積極的な仕掛けを見せ、古巣の守備陣に揺さぶりをかけ続けた。87分に地元ファンの大きな拍手を受けてピッチを退いた背番号14について、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の「2」の高評価を与えた。

 一方、『AS』紙は個別評価の記事において、久保については「(自身のシュートで)決勝点に繋がる3回のCKの起点となった。他の試合ほど華麗なものではなかったものの、日本人選手が見せた新たな良いプレーであり、より積極的だった。チームメイトの助けにより、彼の機動性が活かされた。後半は全速力のプレーで光り輝いたが、ラストパスの精度には欠けた」と評している。

 バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、久保を「破壊者」と表現し、「多くのライバルにとって、彼はボールを持った“コバエ”であり、無限の達人だ。プレッシャーを受けながらも相手GKヘロニモ・ルッジからゴールを奪おうとし、後半はスペースを活用してくさびを打ち込んだ。ゴールに繋がる連続CKの起点にもなり、交代の際には拍手喝采を浴びた」と称賛している。

 同じくバルセロナのスポーツ紙『SPORT』は、「ビジャレアルを苦しめたイマノル・アルグアシル監督のチームは、全てのボールが久保を経由した。彼はサン・セバスティアンで偉大な選手として、ついにブレイクを果たした」と、古巣相手に彼が見せたパフォーマンスに対して賛辞を贈った。
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