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海外サッカー

「なんという選手だ!」三笘薫の計り知れない貢献ぶりに英メディア驚愕! ヘッド弾に全得点関与、退場誘発で軒並み単独最高評価

THE DIGEST編集部

2022.11.07

ウォルバーハンプトン戦でリーグ初ゴールを挙げた三笘。さらなる躍進を期待したい。(C) Getty Images

ウォルバーハンプトン戦でリーグ初ゴールを挙げた三笘。さらなる躍進を期待したい。(C) Getty Images

 現地時間11月5日、プレミアリーグ第15節が行なわれ、ブライトンは3-2でウォルバーハンプトンを下して、暫定で6位に浮上した。

 降格圏に沈む「ウルブス」の本拠地に乗り込んだブライトンは、開始10分に左サイドの三笘薫のクロスからゴール前でレアンドロ・トロサール、アダム・ララーナと巧みに繋いで先制。12分、35分にホームチームの得点を許して逆転されるも、44分にララーナの右からのクロスをファーサイドの三笘薫が頭で合わせて同点にする。

 前半アディショナルタイム、ロングパスで抜け出した三笘をネウソン・セメドが倒したことで一発退場となり、数的優位を得たアウェーチームは以降、攻勢を維持。そして83分に三笘が左サイドからドリブルでペナルティエリアに侵入してマイナスのクロスを入れると、受けたデニス・ウンダフが右に流し、これをパスカル・グロスがダイレクトで叩き込んで決勝ゴールを挙げた。

 2戦連続での先発出場となった三笘は、左サイドで抜群の存在感を発揮。前述の通り、全得点で重要な役割を担い、その的確な飛び出しでセメドのファウルを誘発してチームに絶対的なアドバンテージをもたらすなど、その貢献度は計り知れないものであり、クラブ主催のファン投票によるプレーヤー・オブ・ザ・マッチに、85%という圧倒的な得票率で選出されている。

 前節でブライトンでの初アシストを記録した日本人アタッカーは、今回は初ゴール。ヘディングのシュートはコース、強さともに申し分なく、これまではスピードや足技で魅せてきた彼が、また新たな引出しを開けたと言えよう。クラブはSNSでゴール場面の動画を公開するとともに、「アルビオンのシャツを着ての最初のゴール」と綴り、「なんという選手だ!」との賛辞も贈った。

 ロベルト・デ・ゼルピ監督からも「幸運にも、三笘は彼に相応しいゴールを決めた。彼は試合を通して素晴らしかった」と絶賛された背番号22の25歳には、現地メディアも高い評価を下しており、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点で最優秀選手に選出されたララーナと並んで「9」の最高点を与え、「ウルブスが一時逆転したものの、三笘のおかげで試合は前半の終わりに変化した」と記述。また、以下のようにも伝えている。

「三笘はブライトンでの初ゴールを決めたが、それは日本代表選手にとって“ベスト”なプレーではなかった。しかしその直後に卓越したボールタッチで抜け出した際に、それは見られた。セメドはボックスのすぐ外で三笘を引き倒した。それは不器用なプレーで、彼はレッドカードを提示された」

 英国公共放送『BBC』は「ウルブスは三笘にゴールを許し、その直後に彼へのファウルでセメドが退場となったことで試合の流れは変わった。日本のウインガーはこの一戦における重要な存在であり、3点目の場面でグロスにチャンスを提供したのも、三笘のボックス内でのドリブルだった」と、彼の貢献ぶりを強調。そして、視聴者投票による採点では、チーム2番目の「8.11」となった。
 
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