現地12月5日18時(日本時間5日24時)にカタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦、日本代表対クロアチア代表の一戦がキックオフを迎える。
負ければ終わりの大一番に向けて決戦ムードが高まるなか、対戦相手のクロアチア国内では、日本の快進撃を予想していなかったと述べ、警戒心を強めているようだ。
国際ニュース通信社『REUTERS』は3日、日本戦を控えるクロアチアのMFロブロ・マイェルを直撃。24歳のMFは日本のここまでのパフォーマンスについて、「ほとんど誰も予想していなかったと思うが、日本には脱帽しています」とコメントした。
「日本はプレーしている選手の知名度ではなく、ハートと勇気がより重要であることを証明した。日本はこれに値するし、自分たちのクオリティを示した」
加えてマイェルは、今大会は何度も大番狂わせが起きている点について「もし今日誰かを過小評価すれば、それは自分たちに跳ね返ってくる。誰もが良いサッカーをしています。このワールドカップでは多くのサプライズを見てきた」と指摘。日本戦に向け気持ちを引き締めた。
「ここでプレーされているサッカーは全体的に素晴らしいものだと思う。主な理由の一つが、シーズン途中でいま誰もがベストコンディションにあることだ」
マイェルが驚いたように日本の快進撃は伊達ではない。初戦でW杯4度制覇のドイツを逆転勝利で破ると、第3戦では2010年の南アフリカ大会王者であるスペインを2-1で撃破。グループステージを首位で勝ち抜いた。スペイン戦ではボール保持率はわずか17%、ドイツ戦では26%と相手を大きく下回ったものの、両試合で勝利を掴んだのである。
そんな日本の決勝トーナメント1回戦の相手、クロアチアはかなり手強い。過去日本とはW杯で2度対戦し1勝1分と負けなし。さらに、同国には心強いデータがある。クロアチアは、出場した過去5回のW杯でグループステージを突破した最初のゲーム、つまり決勝トーナメント1回戦で負けた経験がないのだ。
グループステージ3試合全てに先発出場したDFヨシップ・ユラノビッチは「タンクは満タンだ」と語る。続けて、スペインやドイツが手を焼いた日本人選手の特徴とも言える俊敏性については、同じくスピードのあるカナダに4-1で逆転勝ちしたことが、日本戦へのいい準備に役立ったという。
「ポゼッションは今日のフットボールでは何の意味もない。彼らはチームとして非常に良いプレーをするし、スピードもある。カナダ戦では速いチームにも対応できることを我々は示せた」
またユラノビッチは、チームの大黒柱である背番号「10」に全幅の信頼を寄せる。「(37歳の)ルカ・モドリッチが89分に全力疾走するのを見ると、自分も走ろうというモチベーションが湧いてくるんだ。シーズン半ばで全員がトップコンディションだし、最高の状態にある」と万全のコンディションで日本戦に臨めることを示した。
日本は強豪クロアチアを打ち負かし、悲願のベスト8進出を果たせるのか。決戦の刻が、いよいよ迫る。
構成●THE DIGEST編集部
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加えてマイェルは、今大会は何度も大番狂わせが起きている点について「もし今日誰かを過小評価すれば、それは自分たちに跳ね返ってくる。誰もが良いサッカーをしています。このワールドカップでは多くのサプライズを見てきた」と指摘。日本戦に向け気持ちを引き締めた。
「ここでプレーされているサッカーは全体的に素晴らしいものだと思う。主な理由の一つが、シーズン途中でいま誰もがベストコンディションにあることだ」
マイェルが驚いたように日本の快進撃は伊達ではない。初戦でW杯4度制覇のドイツを逆転勝利で破ると、第3戦では2010年の南アフリカ大会王者であるスペインを2-1で撃破。グループステージを首位で勝ち抜いた。スペイン戦ではボール保持率はわずか17%、ドイツ戦では26%と相手を大きく下回ったものの、両試合で勝利を掴んだのである。
そんな日本の決勝トーナメント1回戦の相手、クロアチアはかなり手強い。過去日本とはW杯で2度対戦し1勝1分と負けなし。さらに、同国には心強いデータがある。クロアチアは、出場した過去5回のW杯でグループステージを突破した最初のゲーム、つまり決勝トーナメント1回戦で負けた経験がないのだ。
グループステージ3試合全てに先発出場したDFヨシップ・ユラノビッチは「タンクは満タンだ」と語る。続けて、スペインやドイツが手を焼いた日本人選手の特徴とも言える俊敏性については、同じくスピードのあるカナダに4-1で逆転勝ちしたことが、日本戦へのいい準備に役立ったという。
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またユラノビッチは、チームの大黒柱である背番号「10」に全幅の信頼を寄せる。「(37歳の)ルカ・モドリッチが89分に全力疾走するのを見ると、自分も走ろうというモチベーションが湧いてくるんだ。シーズン半ばで全員がトップコンディションだし、最高の状態にある」と万全のコンディションで日本戦に臨めることを示した。
日本は強豪クロアチアを打ち負かし、悲願のベスト8進出を果たせるのか。決戦の刻が、いよいよ迫る。
構成●THE DIGEST編集部
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