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日本代表

W杯準々決勝、「今大会が提供できる最高のカード」と称されたのは? 米放送局が4カードをランク付け展望!

THE DIGEST編集部

2022.12.08

日本を破ったクロアチアと優勝候補のブラジルが激突。米放送局の興味度によるランク付けでは4位となっている。(C) Getty Images

日本を破ったクロアチアと優勝候補のブラジルが激突。米放送局の興味度によるランク付けでは4位となっている。(C) Getty Images

 カタール・ワールドカップはラウンド・オブ16までの戦いが終わり、束の間の休息期間に入ったものの、生き残った8か国はこの間にも次なる戦いに向けて準備に余念がない。

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 準々決勝のカードはいずれも魅力的なものばかりと言えるが、米国の大手放送局『NBC』のスポーツサイトは、その中でより興味深いもの順にランク付けしながら、それぞれのカードの見どころを紹介しながら、展望も行なっている。

 同メディアが4位としたのは、韓国を完膚なきまでに叩きのめしたブラジルと、日本をPK戦の末に下したクロアチアの一戦。優勝候補筆頭とされるチームと前回準優勝国の対決を“最下位”としたのは、「クロアチアは相手の拙守もあって4-1で勝利したカナダ戦以外、2018年大会の時の基準を満たしていない」という理由で、彼らの得点力の欠如は、セルビア、スイスを無失点、枠内シュート0に抑えたブラジルに対しては負の要因になると指摘。試合そのものは、堅い内容のものになると予想した。

 3位はポルトガル対モロッコ。スペイン相手にPK戦でもゴールを許さなかったマグレブの雄は、初出場で全くのノーマークだった1986年メキシコ大会以来の決勝トーナメント進出を果たし、今回は最高記録を更新。そして次は、アフリカ勢初のベスト4入りを懸け、86年大会で初勝利を飾った相手であるイベリア半島の強敵と対峙する。

 同メディアは、モロッコは守備の主力選手がフィットネスに問題が生じながらもPK戦まで戦った一方で、ポルトガルはスイス相手に早い時間帯でほぼ勝負を決して戦力の温存もできた、という点に注目し、「果たして再度、モロッコの番狂わせはあるだろうか?」と綴り、順当な結果に落ち着くのではないかと見ている。

 続いて2位はアルゼンチン対オランダだが、同メディアは両チームがまだ本領を発揮していないと指摘。アルゼンチンはサウジアラビアに逆転負けという最悪のスタートから持ち直し、上昇気流に乗っているように見えるが、これまでの対戦相手が優勝候補と呼ばれる国とは実力的に程遠いと指摘。オランダとの対戦は、魔法を持つリオネル・メッシや素晴らしい2つの素晴らしいゴールを決めたフリアン・アルバレスら名手を擁するアルゼンチンにとって「これまでで最も困難な挑戦になる」という。

 とはいえ、そのオランダも攻撃面では力を存分に発揮していないとして、「紙の上でのエリートチーム」との厳しい表現……。「オレンジ軍団には、フィルジル・ファン・ダイクらスター選手を擁する守備の強さがあるが、ゴール前でコディ・ガクポの活躍がなければ、崖っぷちに追い込まれる」とも同メディアは綴っている。ネガティブな記述が多いチーム同士の対峙だが、「両チームにとって、最重要な試合となる」という点で、興味の度合いは非常に高いということか。
 
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