モロッコサッカー連盟(FRMF)が、カタール・ワールドカップ(W杯)準決勝での判定に抗議する。
アフリカ勢初の4強入りと快進撃を見せたモロッコ。現地12月14日の準決勝では、前回大会王者のフランスに0-2で黒星を喫し、3位決定戦に回ることになった。だが主審を務めたセサル・アルトゥーロ・ラモス氏(メキシコ)の判定に不満を抱いているようで、翌日には国際サッカー連盟(FIFA)に対して意見書を提出した。
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米放送局『ESPN』によれば、FRMFは「モロッコから明らかに2つのペナルティを奪った」と主張しており、「VARがペナルティの可能性に対して、主審の判定に介入もしなかった」と憤りを見せているという。
「FRMFは我々代表の権利を守るため努力を惜しまない。モロッコ代表に行なわれた不正な判定に、公正さと必要な措置がとられることを求めます」
元FIFA審判員のメキシコ人フェリペ・ラモス氏は、試合中継を見ながら「彼ら(フランス選手)がやっていることはファウルかどうか考えましょう」「エムバペの明確なファウルに制裁なし」「またもエムバペにファウルなし。判定に問題あり」などと異議を唱えていた。
同試合では際どいプレーがいくつかあったものの、メキシコ人の元審判員の目から見ても同じメキシコ人の主審のジャッジには疑わしい点がいくつかあったようだ。果たしてこの意見書は認められるのか……。今後の行方に注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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