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海外サッカー

「最高のパフォーマンス」美弾で魅せた前田大然を英公共放送は「最優秀選手」に選定!旗手、古橋は英紙選定の2022年ベスト11入り

THE DIGEST編集部

2022.12.30

リーグ再開から好調を維持する前田。ファインゴールで勝利に貢献した。(C) Getty Images

リーグ再開から好調を維持する前田。ファインゴールで勝利に貢献した。(C) Getty Images

 現地時間12月28日、スコットランド・プレミアシップの第19節が行なわれ、セルティックは4-0でハイバーニアンを下し、2022年を白星で締めた。

 首位を独走するセルティックは、中位チーム相手のアウェーマッチで主導権を握り、ボールを保持しながら幾度も相手ゴールに迫る。28分に前田大然のクロスからのルーズボールをアーロン・ムーイがゴール正面からダイレクトで叩き込んで先制すると、36分にはその前田が左サイドからドリブルで運んでペナルティエリア手前から鮮やかなミドルで加点する。

【動画】前田が鮮烈ミドル! 旗手→古橋のホットライン! セルティック日本人選手が大活躍したハイバーニアン戦
 後半に入り、58分に再び前田のクロスがチャンスを創出、リエル・アバダがコントロールしようとして浮き上がったボールが相手DFの手に当たってセルティックはPKを獲得し、これをムーイが決めて3点目。さらに64分、旗手怜央のラストパスを受けた古橋が抜け出し、巧みな切り返しでマーカーをかわして、早くもダメを押した。

 3人の日本人選手が先発出場を果たし、いずれも結果を残してチームの勝利に貢献したが、なかでも際立ったパフォーマンスを披露したのが前田だ。持ち前の運動量は相変わらずだが、さらにこの試合では効果的なドリブルで相手守備陣を再三苦しめ、その頭(ヘディング)でも数度脅威を与えた。「カットインから自らスペースを創り出して決めた」とクラブがSNSで伝えた“ゴラッソ”や、いつも通りの献身性については、アンジェ・ポステコグルー監督も賛辞を惜しまなかった。

「あれは、今季のベストゴール候補に入るべきだ。(わずかに枠を外したり、クロスバーを叩いたりした)ヘディングシュートの場面では少しばかり不運だったが、先制点をうまくお膳立てし、自身で決めたゴールは素晴らしかった。それらは彼の功績である」

「彼は非常に強い性格の持ち主であり、自身の利益よりもチームを優先することができる選手だ。相手にプレッシャーをかけるための多大な仕事量は、時に報われなかったりするものだが、それでも彼は決して動きを止めることがない」

 クラブの公式サイトも「先制ゴールは、相手SBを打ち負かしてクロスを入れるという前田の良い仕事から生まれた。(中略)それから前田は8分後、今度は最高品質のゴールによって、プロバイダーからスコアラーに変貌した」と日本代表選手の貢献ぶりをレポートするとともに、称賛している。
 
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