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「サウサンプトンにはゴールが必要」英識者が前田大然の獲得を熱望!得点力向上に「課題を解決できる」と主張

THE DIGEST編集部

2023.01.14

セルティックで存在感を発揮し続けている前田にプレミアリーグのサウサンプトンが興味を示した。今冬移籍の可能性が浮上している。(C) Getty Images

 今冬の欧州では、世界を沸かせたサムライの存在もクローズアップされている。移籍マーケットが開いた今月に入ってからセルティックに所属する前田大然に対し、プレミアリーグのサウサンプトンが関心を示していると報じられた。

 ここまでスコットランドリーグで5得点をマークしている前田は、カタール・ワールドカップ(W杯)でも3試合にスタメン出場。ノックアウトステージのクロアチア戦では先制ゴールも記録した。また、大会後には、それまで以上に身体能力や得点感覚を発揮するなど、コンディションの良さが見られている。
【動画】セルティックの韋駄天・前田大然が高速インターセプトからのゴール奪取をチェック

 好調な日本人アタッカーに白羽の矢を立てたとされるサウサンプトンは、プレミアリーグ最下位。ここ数シーズンは二桁順位が続いており、今季も6連敗を喫するなど苦しい戦いを強いられている。そんななかで巻き返しを図るべく、現地メディアからは前田の移籍を望む声も伝えられてきており、獲得への熱量は極めて高いようだ。

「サウサンプトンはマエダとの契約で『大きな課題」を解決できるかもしれない』

 そう主張しているのは英サッカーサイト『FOOTBALLFANCAST』のライター、ロス・キルヴィントン氏だ。現地時間1月13日、同サイト上で配信となった記事のなかで、前田獲得を推奨しており、攻撃面の改善に相応しい補強だと見解を述べている。

 同氏は、サウサンプトンのここまでの戦いぶりについて「プレミアリーグで18試合中3勝しかできず、最下位に沈んでいる惨状を変えなければならない」と指摘。その上で、この冬、2名のミッドフィールダーを加入させたことに触れ「ミスラフ・オルシッチとカルロス・アルカラスを獲得しクリエイティブなオプションを強化したが、ゴールスコアラーが必要なのだ」と訴えている。
 
 さらに「セルティックで素晴らしい1年を過ごしたマエダは、サウサンプトンでも確実にゴールをもたらすだろう。ワールドカップでは日本代表に招集され、クロアチア戦では得点も決め、その素質を証明した」とクラブ、代表での活躍を評した。

 また、記事のなかでは「1試合あたり5回のビッグチャンスと0.9本のキラーパスを生み出し、他の選手に多くのチャンスを与える能力を持っている。サウサンプトンはシーズン後半に、この能力を生かすことができる」と前田の特徴も紹介しており、「彼がイングランドで輝けることは間違いないだろう」と記している。

 前田への高い期待が表れている今回のトピック。シーズンの折り返しを迎えた欧州で、さらに今後も活発化する移籍市場に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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