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「55歳“キング・カズ”は引退を考えていない」ポルトガル移籍の三浦知良にブラジル・メディアが驚愕!英紙は欧州最年長ゴールに期待

THE DIGEST編集部

2023.02.03

今月で56歳を迎える三浦は、通算5度目の海外移籍となるポルトガル2部リーグへの期限付き移籍が決まった。(C)Getty Images

 2月1日、J1の横浜FCは元日本代表FWの"カズ"こと、三浦知良がポルトガルリーグ2部オリヴェイレンセへの期限付き移籍を発表した。同日には、同クラブの日本版公式アカウントが、「ようこそオリヴェイレンセへ。ともに一部昇格を目指しましょう」と綴り、カズのユニホーム姿を公開している。

 今月26日には56歳を迎え、未だ現役を続ける日本サッカー界の"キング"。通算5度目の海外移籍には、プロデビューを飾ったサッカー王国ブラジルの複数メディアも注目している。

 現地1日、ブラジルの総合メディア『globo.com』は「永遠のカズ!55歳の日本人ベテラン選手がポルトガルのクラブと契約」と題した記事を配信。「1986年にサントスでプロ入りしたカズヨシ・ミウラが、6か国目でプレーすることになった」と驚きを持って伝えられている。

 記事には「日本サッカー界のレジェンド、55歳のミウラは引退を考えてはいない。現役最年長選手が、ポルトガル2部リーグのオリヴェイレンセにレンタル移籍した」と綴る。

 同メディアは続けて、「"キング・カズ"と呼ばれるミウラは、1986年にサントスでプロ入りし、現在プロ37シーズン目を迎えている。ブラジル(コリチーバでもプレー)、日本、イタリア、クロアチア、オーストラリアを経て、ポルトガルへの移籍で6カ国目でのプレーとなる」とブラジルを含めた、これまでのカズの経歴を振り返っている。
 
 ブラジルのスポーツポータルサイト『UOL』もカズのレンタル移籍に反応している。同メディアは「55歳のストライカーが、2022-23年のシーズン終了までポルトガル2部のクラブと契約」と配信した。

 記事のなかでは、カズの移籍コメントを引用し「オリヴェイレンセの選手として、『新天地ではあるが、自分の持ち味を発揮できるように頑張る』と第一声を発したカズ。1月の欧州移籍市場で最も高額な契約を彼は見つけた。今月26日に56歳を迎えるカズは、ブラジルでキャリアをスタートさせた」と記し、同メディアも日本のスターのプロ生活が、ブラジルであったことを伝えている。

 ブラジル以外にも、英国の公共放送局『BBC』や英紙『Daily Mail』も55歳の大ベテランの移籍を報じている。

『Daily Mail』によると「ミウラは以前、60歳までプレーすると主張していたが、精神的な疲労の兆候は見られない」とカズが60代でのプレーも視野に入れていることを紹介し、「ミウラは現在、世界最高齢のプロサッカー選手であり、この記録がすぐに破られる可能性は低く、彼が新しいクラブでゴールを決めれば、ヨーロッパで最年長のプロゴールスコアラーになる」と伝え、欧州での"カズダンス"に期待を膨らませている。

 海外メディアも関心を示したキングの海外移籍。未だサッカーへの情熱を燃やし続ける55歳の軌跡には、興味が尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

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