ブンデスリーガ１部のフランクフルトからの今季限りでの退団が発表された鎌田大地。若くして名門の一員となり計５シーズン在籍、欧州のビッグタイトルをもたらした日本人アタッカーがついにクラブを去ることとなり、その動向は世界中から注目を集めることとなった。

　これまでもドイツ国内の他、イタリア、スペインからのオファーも報じられた鎌田だが、現在も欧州各国で様々な情報が報じられる中、アジア・メディアでもその名前がニュースとして大きく扱われ、関心が寄せられている。

【動画】鎌田大地のブンデスリーガでのプレー集 　インドネシアの大手サッカーサイト『Bola.net』では、フランクフルト退団が発表された鎌田の移籍先として、イングランドのクラブを有力候補として挙げており、マンチェスター・ユナイテッド、さらにチェルシーへの移籍の可能性に言及している。

　現地時間４月13日、同サイトでは「マンU、チェルシーが『次のシンジ・カガワ』に興味」と銘打ったトピックを配信した。その中で「過去２年間、カマダはドイツ国民の注目を集めてきた」と活躍を称えながら「カマダがドイチェ・バンク・パークを去ることが最近確認された。彼は、夏に期限が切れる契約を更新しないことに決めた」と退団について振り返っている。

　一方で「マンチェスター・ユナイテッドは26歳の選手の獲得を望んでいると伝えられている」と綴っており、続けて「マンチェスター・ユナイテッドが獲得する計画は、新たな障害に直面している」として「チェルシーもこのMFに対し関心を持っていると主張しているようだ」と指摘。

　その上で、チェルシーは攻撃面強化のために鎌田獲得を目指していると見込んでおり「この夏、チェルシーはカイ・ハべルツと別れると報じられている」としてドイツ人MFの後釜として位置付けていると説いている。

　また「交渉プロセスはまだ進行中である」としながら、「しかし、チェルシーはカマダに西ロンドンへの移籍を説得できることをイメージしている」と記している他、さらに「伝えられるところによると、ブルース（チェルシーの愛称）はプレーヤーのエージェントに連絡を取った」として、今後の移籍成立が有力であるとも見通している。

　来季の所属先として多くの選択肢が存在するであろう鎌田の去就。欧州で積み上げてきた経験、そしてその実力を発揮することとなる新天地は、果たしてどこになるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】新天地候補には世界屈指のメガクラブの名がズラリ！ 鎌田大地が「今夏フリーで獲得可能な選手ベスト20」の上位にランクイン

【関連記事】「英ベストパッサー10位」の三笘薫にビッグクラブの関心は上昇の一途。ブライトンは高額オファーに耐えきれるか？

【関連記事】「おいしいスルーパス」三笘薫のC・パレス戦決勝アシストを英国の各メディアはどう評価・表現したのか？