専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外サッカー

ベルギーリーグ最終戦で1G1Aと大暴れの本間至恩を現地メディアも激賞!! 「交代出場の5分後、彼はもう無名の日本人ではなくなっていた」

THE DIGEST編集部

2023.06.07

最終戦の終盤にピッチに立ち大仕事をやってのけたクラブ・ブルージュの本間至恩。(C)Getty Images

最終戦の終盤にピッチに立ち大仕事をやってのけたクラブ・ブルージュの本間至恩。(C)Getty Images

 ベルギーリーグ・プレーオフ1の第6節(最終節)、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ対クラブ・ブルージュ戦が現地時間6月4日に行なわれ、試合終了間際に、クラブ・ブルージュのトップチームではこれが2試合目の出場となる本間至恩が貴重な同点ゴールを決めた。さらにその直後には決勝点もアシスト。対戦相手の優勝を阻止し、チームを勝利に導く大仕事をやってのけた。

 昨シーズンより同クラブのセカンドチームでプレーし、トップ昇格が期待されていた本間は今シーズン終盤、プレーオフ1のヘンク戦でベルギー1部リーグにデビュー。そして最終戦となったユニオン・サン=ジロワーズ戦では88分にピッチに送り込まれると、そこから1ゴール・1アシストをマークし、3-1の勝利に大きく貢献した。89分まで1-0でリードしていたユニオン・サン=ジロワーズは、目前で優勝を逃す羽目となり、スタンドを埋めたファンとともに失意に暮れることとなった。

 試合後、現地は値千金の同点ゴールを決めた日本人MFの話題で持ちきりで、ベルギーのスポーツサイト『sporza』は、「ユニオンのタイトル獲得の夢を打ち砕いた無名の日本人、シオン・ホンマとは何者か?」と銘打ったトピックを配信している。

 同メディアは、「最終日のタイトル争いで重要な役割を果たした」と本間の活躍を評し、「ホンマは(ピッチに立ってから)76秒で同点ゴールを決め、その3分後、今度はノア・ラングの決勝ゴールをアシスト。ユニオンを完全に打ちのめした」と土壇場でのパフォーマンスを振り返った。90+10分にも追加点を挙げたクラブ・ブルージュは、ユニオン・サン=ジロワーズの優勝を阻止している。
 
 トピックでは他にも、「彼は(チームメートの)ノア・ラングによく似ている。機敏で足が速く、1人、または複数のDFを倒すことに躊躇しない」とプレースタイルにも言及。

 さらに、前所属であるアルビレックス新潟でのキャリアについて、「21ゴール・21アシストを記録し、クラブ・ブルージュのスカウトの目に留まった」と綴っており、また移籍後も「チャレンジャー・プロリーグで、ホンマはクラブの有望なレギュラーに急成長した。23試合に出場し、4ゴール・4アシストを記録している」とスタッツを紹介。その上で最終節の劇的な結末を以下のように表現し、記事を結んでいる。

「ユニオンが事実上のチャンピオンだったとき、ホンマは88分に交代選手として登場した。その5分後、彼はもう無名の日本人ではなく“ユニオンの拷問者”シオン・ホンマになっていた」

 対戦相手への影響もさることながら、シーズン最後のゲームで確かな結果を残した本間は、来シーズン、新たなスタートラインに立つチャンスを自らの実力でしっかりと掴み取ってみせた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】本間至恩、ベルギー1部で初ゴール・初アシスト!

【動画】久保建英、約70mの高速ドリブルでサイドを切り裂く!

【動画】久保建英、2022ー2023シーズンの全ゴール
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号