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「三笘らが未知の領域でいかに成長し続けるか」“二足のわらじ”を履く新シーズンのブライトンを英メディアが展望!

THE DIGEST編集部

2023.08.04

さらなる成長が期待されるブライトンの三苫薫。(C)Getty Images

 ブライトンは8月6日にラージョ・バジェカーノとプレシーズン最後のテストマッチを残しているが、12日のプレミアリーグ開幕に向けての準備はほぼ完了したと言っても良いだろう。

 昨季はロベルト・デ・ゼルビ監督の下、魅力的なサッカーを展開してリーグ6位につけ、クラブ史上初の欧州カップ(ヨーロッパリーグ=EL)出場権獲得を成し遂げるなど飛躍を遂げたが、これを一時的なものとせず、上位を維持することが「シーガルズ」にとっての最大の課題となる。

 では、2023-24シーズンのブライトンがどれほどの可能性を秘めたチームなのか。現地では複数メディアが新シーズンを展望する中で、ブライトンにもスポットライトを当てており、チーム力だけでなく、注目の戦力などにも言及している。
 
 日刊紙『The Guardian』は、現在のブライトンにとっての不安は、ELのグループステージで対戦相手がどこになるのかということの他、リバプールに移籍したアレクシス・マク・アリステルに続くさらなる主力選手の流出を挙げており、チェルシー行きが目前とされるモイセス・カイセドの動向を、今後の最大の注目ポイントとしている。

 とはいえ、クラブ史上最高額の3000万ポンド(約54億円)でワトフォードから獲得したジョアン・ペドロをはじめ、GKからFWまで、全てのポジションで新戦力を補強し、何人かはテストマッチで早くも存在感を示していることから、強化については「しっかり戦力を増強させた」と評価している。

一方で、シーガルズが新シーズンに成功を収めるための鍵は「プレミアリーグと欧州カップ戦の同時並行に耐えられるか否か」にあるとも指摘。"二足のわらじ"を履くという初体験の状況がブライトンを苦しめる可能性を示唆し、同メディアのリーグ順位予想では、昨季を下回る「9位」となった。
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未知の戦いに臨むブライトンの課題