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「キョウゴ・マジック」古橋亨梧、オールドファームでの決勝弾で現地メディアからは最高評価! 「ロケット」「バズ爆弾」「チーター」との表現も

THE DIGEST編集部

2023.09.05

宿敵を相手に決勝点を奪った古橋。各メディアから高評価を受けている。(C) Getty Images

 9月3日、スコットランド・プレミアシップ第4節では、レンジャーズとセルティックの二強が早くも激突。今季最初となる伝統の「オールドファーム」は、アウェーの後者が1-0の勝利を飾り、ディフェンディングチャンピオンとしての意地を示した。

 レンジャーズの本拠地アイブロックでの一戦は、ホームチームが2度ゴールネットを揺らすも、直前のオフサイド、ファウルによっていずれも無効となり、スコアレスの状態で迎えた前半アディショナルタイム、今度こそ本当のゴールが生まれたが、喜んだのは直近の公式戦2試合未勝利(1分け1敗)のアウェーチームだった。マット・オライリーが頭で放った縦パスで抜け出した古橋享梧は、ペナルティーエリア外から躊躇なく右足を振り抜き、ゴール左隅に決勝ゴールを叩き込んだ。
 
 今季はブレンダン・ロジャーズ監督の方針で前線から下がった位置でより多くのプレーに絡むことが求められている日本人ストライカーだが、この時は前線に残ったことが奏功して得意の形から決定的な仕事を果たし、試合後は『Celtic TV』のインタビューで、「勝利に貢献できてとても嬉しいです。これはチーム全体の努力の結果です」と喜びを表わし、ゴールについては「オフサイドかと思ったので最初は喜びませんでしたが、幸いにもゴールでした」と明かしている。

 さらに彼は、「どのゴールも僕にとっては最高のもので、勝てて良かったです。僕はただ一生懸命に頑張り、チームに貢献するだけです」「このスタイルで勝つことができて良かったです。これが我々のサッカーであり、このスタイルで勝ち続けられればと思います」とも語り、チームの一員としての姿勢を強調した。

 こうして今季3ゴール目をマークした古橋に対し、ロジャーズ監督は「オライリーが素晴らしいヘッドでパスを送り、キョウゴのフィニッシュは絶妙だった。彼は素早くボールを受け、実力派のGKであるジャック・バトランド相手に素晴らしいゴールを決めた。キョウゴの走力とエネルギーは非常に高く、相手チームにとって脅威となっている」と賛辞を贈っている。

 クラブの公式サイトは、「一瞬のキョウゴ・マジックは、セルティックに勝利をもたらすのに十分だった。ストライカーはボックスのすぐ外から見事なボレーを決めてフープスにリードをもたらした。オライリーのヘッドパスを受け、日本代表選手はボールに向かって猛スピードで走り、バトランドを打ち負かして最初のシュートを決め、アイブロックス全体を驚かせて沈黙させた」と伝え、彼のシュートを「絶対的なロケットのようなボレー」「キョウゴの本能的な決定力を示すゴール」と絶賛した。
 
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採点は軒並み単独最高点に「9回のボールタッチで4回のシュート。無慈悲な行動を見せた」